2013.08.07

ターゲティング広告の仕組み:ユーザーへの効率化

ターゲティング広告の仕組み:ユーザーへの効率化

本記事では、ターゲティング広告の「ユーザーへの最適化」について、紹介します。

広告枠への効率化については、下記の記事をご覧ください。

関連:ターゲティング広告の仕組み:広告枠への効率化

ターゲティングは枠から人へ

効果の見える化により、当初オンライン広告は枠へのターゲティングが進んで行きましたが、最近はその流れが変わりました。

効果の高い枠を狙って出稿する手法から、広告を見てアクションを起こしてくれる優良な人を狙い撃ちする方向へと、ターゲティング対象が移ってきています。

見ている人にあった広告を

枠=メディアです。

メディアは、対象とする読者がある程度決まっています。ゆえに、どういったメディアに出すかで、その広告の効果が違ってきます。コスメ系サイトに化粧品の広告を出すのは当然でしょう。

では、ニュース系サイト、ブログ系サイト、ソーシャル系サイトではどうでしょうか?何の広告が最適か、わかりますか?ここに枠へのターゲティングの問題が見えてきます。

枠へのターゲティングの場合、昨日まで効果が高かった枠へ広告を集中して出します。そうすると、たまたま昨日まで広告に関連する記事がトップに載っていたような枠(メディア)に対して出稿する場合、その記事が流れたり終了した今日からは効果が悪くなってるかも知れません。それでもしばらくは、その枠は効果が良いと勘違いされて、広告が出続ける事になるでしょう。

そういった事を避けるために登場したのがユーザーへの最適化、オーディエンス(ユーザー)ターゲティングです。

リターゲティングという発見

オーディエンスへのターゲティングと言われてもピンとこないかと思いますが、「一度クリックしたユーザーへのターゲティング」とすれば、だいぶ分かりやすいでしょう。

「広告をクリックした人=興味がある人」です。

なかには、間違ってクリックした人や、クリックしたら思ったものと違ったという人もいるでしょうが、大多数の人が広告に興味を持ったユーザです。その人たちを狙い撃ちして広告を再度表示するのが、オーディエンスターゲティングの中のリターゲティングです。

これは、革命的でした。ノンターゲティングに比べ、CTRが5倍以上になったケースもちらほら聞きます。平均しても2〜3倍の効果はあるでしょう。

このリターゲティングのおかげで、オーディエンスターゲティングが流行しました。

勘違いされるオーディエンスターゲット

オーディエンスターゲットと言うとプライバシー情報を収集される不安があるかもしれませんが、「いま、このメディアを見ている人はEVERRISEの伊藤さん」という個人を特定しているわけではありません。

「車販売サイトでカタログページを見た人」「転職サイトで検索した人」など、特定の行動を起こした人の履歴を、ブラウザのCookieというファイル内に記録させます。 その履歴を持った人へ、広告を出すというターゲティングが可能です。

このターゲティング方法を指してオーディエンスターゲティングと呼びます。ですので、個人を特定することは通常できません。

古くは、行動ターゲティング、Cookieターゲティングとも言われていました。

終わりに

今回はターゲティングについて説明しましたが、広告の最適化の仕組みについて理解できましたでしょうか。

また、ご紹介したターゲティング技術はごく一部です。まだまだ、他のターゲティングもありますし、ここで説明した仕組みも各社さまざまな方法で実現していて、効果が大きく異なります。

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