アドテク

プライベートDMPの機能とは?

by EVERRISE DXブログ編集部

こんにちは、伊藤です。
今回は、話題の「プライベートDMP」について、まとめてみました。

まとめると言っても、既に優秀な「まとめ」は存在します。色々な記事を読みたい方は、こちらでご確認ください。

DMP(データマネジメントプラットフォーム)の基礎知識
DMP(Data Management Platform)まとめ

また、このブログでも何度かDMPについて取り上げています。

データがお金になる!DMPって何?
DMPとは?から一歩進んだDMPの機能を解説

改めてプライベートDMPを取り上げた理由ですが、このキーワードには様々な概念があるので、既存サービス毎の特徴を深堀して機能を整理したら、分かりやすいのでは?と思いました。
各サービス毎の特徴は、「「DMP」各社サービス一覧と特徴のまとめ(最新版)」でもまとめられているのですが、もうちょっと「機能寄りのまとめ」が欲しいところ。

・・・と言うわけで、以下のまとめをどうぞ!

プライベートDMP提供社のサービス紹介ページ

まずは、整理する対象のサービスについて。

サービスサイトでの紹介が充実している以下の7サービスを取り上げさせていただきました。(他にもメジャーサービスがあるのですが、Webでの紹介が薄いので省かせていただきました)

ac meister
cosmi Relationship Suite
Intimate Merger
owldata
Rtoaster Ads
smarticA!DMP
Xrost DMP
※取り消し線のサイトは現在無くなってしまったようです

機能の整理

プライベートDMPの機能構造はどのサービスも一緒です。

  • (1)顧客関連データ入力
  • (2)データ分析
  • (3)出力条件設定
  • (4)出力(顧客アプローチ)

上記の流れとなりますが、このステップ毎に詳細機能をまとめました。

(1)顧客関連データ入力

  • 広告出稿cookieID
  • サイトcookieID
  • 外部DMPのcookieID
  • 会員情報
  • 商品情報(マスタ、閲覧情報)
  • 購買情報
  • キャンペーン情報(クーポン、ポイント等)
  • 実店舗の訪問履歴(ビーコン等)
  • 独自分析情報(社内DWH)
  • ソーシャルデータ
  • 検索履歴(キーワード)データ
  • その他情報

調べた感じですと、どこも取得できるデータは似たような感じですね。

データ入力には、導入企業側にも開発が伴います。単純に何でも受け入れられれば良い訳ではないのが難しいところですね。

(2)データ分析

  • オーディエンス別分析
  • RFM分析
  • クラスタ分析
  • スコアリング
  • LTV分析
  • 収益性分析
  • キャンペーン分析
  • 商品分析
  • 行動履歴分析
  • 店舗別分析
  • その他分析
  • セグメント拡張

効果の差を謳う場合は、分析でどれだけ差別化できるかだと思うのですが、この辺を詳しく解説しているサービスは少ないですね。あえてブラックボックスにしておいて、問い合わせが来たら訪問して説明といった事なんでしょうか?それとも、見える化に注力して、シナリオ設計で効果向上を狙うという方針でしょうか?

調査に、課題が残るところです。

(3)出力条件設定

  • 詳細条件による顧客リスト抽出
  • シナリオ配信(トリガー、スケジュール)
  • その他ターゲティング

この機能は、注力しているサービスと、そうでないサービスとに分かれている気がします。広告寄りのサービス提供社では、あまりこの機能を重視せずに、いかに見込客やコア顧客にリターゲティングするかに注力してるのでしょうか。

(4)出力(顧客アプローチ)

  • メール
  • DM
  • DSP
  • LPO
  • レコメンドエンジン
  • 他システム(SFA等)
  • FAX
  • その他出力先

出力方法は、どのサービスもほぼ同等で、具体的な接続先が異なるといった感じですね。今後、どんどん新しい接続先が増えてくることが予想されます。

機能をまとめての所感

各要素の詳細は、数が多いので省かせてもらいますが、概要の機能としては、こんなものでしょうか。大事な分析機能や、キャンペーン設計部分がいまいちサービスサイトだけだと不明でした(汗

これ以上知りたい場合は、各サービス事業者様に問い合わせていただければ幸いです。

To サービス事業者様

他にも新たに追加されている機能や、記載は無いけど大事な機能があるのかもしれません。間違い追記等あれば指摘いただければ修正いたします。

これからの展開を予測

大枠で4つの機能拡張を予測しました。既に一部のサービスでは実装されているものもありますし、兆候があるものをまとめました。そこまで大ハズレの予測では無いと思いますが、あくまで参考程度にどうぞ。

1.非オンライン広告との接続

デジタルサイネージアドネットワーク“MONOLITHS”
マスコミ四媒体

オンライン広告では届かないユーザへのアプローチが、オンラインと融合して行く流れは、待った無しですね。出稿判断起点がプライベートDMPになりそうな予感です。

2.調査会社、アンケートプラットフォームとの接続

SurveyMonkey: 無料WEBアンケート作成・フォーム作成ツール
市場調査・アンケート調査のマクロミル
ビデオリサーチ

あくまで推測にとどまる個人情報を、より精度を高めるため、個人から聞き出すと言うのは、当然の流れだと思います。ここで重要なポイントとしては、完全に個人を特定する情報ではなく、あくまで属性値(性別、年代、職種、年収、家族構成等)をアンケートする点です。

今のDSPでも「東京/30代/男性」に広告を打つ事は可能ですが、かなりの割合で、そうじゃないユーザに広告配信されてしまいます。

3.外部API情報との接続

日本の全エンジニアに捧ぐ!現在公開されているAPI一覧【2013年版】
APILIST 100+

パッと思い付くだけで、天気、気温、地図情報などは、紐付けた方が何かと便利だと分かります。天気が良くて暑い日に、ビヤガーデンの広告を見せられたら、フラッと行くかも知れません。

また、自社の店舗位置情報と、社外イベント(映画等)の会場位置、開始終了の時間などが分かれば、ちょっと離れたイベント会場から終了時間と共に大量に誘導させることも出来るかも知れません。

外部データの利用は、何が一番効率が良いのか手探りでしょうが、必ず繋がって行きます。

4.クラウドソーシングプラットフォームとの接続

ランサーズ オープン プラットフォーム
クラウドワークス

専門家の知識を、安価で気軽に手に入れられるプラットフォームと、改善データの宝庫である、プライベートDMPが繋がらない訳がありません。データ分析のプロか、クリエイターか、オピニオン・リーダーによるバイラルか、使い道は様々かと思います。

まとめ

プライベートDMPの機能について、ご理解いただけましたでしょうか?

「結局、何が出来るの?」という疑問に答えが出るのは、まだまだ先の話です。

ただし、この流れが止まることも無いと思います。

個人的には、絵に描いた餅Web2.0的なバズワードで終わらないように、こういった新たしい仕組みの実現をサポートしていければと考えております。

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この記事を書いた人:EVERRISE DXブログ編集部

「攻めのDX」をサポートする株式会社EVERRISEのブログです。