2013.09.25

アドテク業界の未来はどうなる?アドテック東京2013レポート

アドテク業界の未来はどうなる?アドテック東京2013レポート

本記事では、アドテック東京2013を訪れましたので、その所感を紹介します。

残念なことに、公式セッションを一切視聴できませんでした。そのため、各社さまの展示内容、イベントのみを見ての所感となります。それでも、だいぶ今後の業界の方向性が見えたと思っています。

テックイベントとしては、やや停滞感があった?

今回のアドテックは、テック系の進化はあまり見られなかった印象です。目新しいところとしては、Cookieレス化のKPIソリューションズさんくらいですかね?小さめのブースはあまり見られなかったので、見落としていたら申し訳ありません。

既存システムをいかにに活用するか

全体的に各ベンダーさまが打ち出していた方向としては、よりツール化して、どういった使い方が良いのか?どういった使い方で効果を挙げていくべきか?を検討していきましょう!というフェーズかと見受けられました。

昨年は「まず使ってみてください」だったのに比べて、業界が成熟して来たのかと思われます。

後発DSP・SSPが、ちらほら

今回も、DSP・SSPで新規出展されている企業さまがありましたね。今後も発展するだろうと各社さまが判断された結果だと思います。これは個人的には嬉しいですね。(YJ D○Pも出るとか、出ないとか・・・)

先発組は、どういった差別化を打ち出してくるか、興味があるところでしたが、ブースだけでは分かりませんでした。

海外勢の「来ました」感があった

以前から海外製品はいくらでもあったのですが、今回のアドテックでは「来ました」感が強かったように感じます。業界的に成熟してきたがゆえに、そろそろ参入時期との判断になったのか?この辺は詳しい人に聞いてみたいところですが、そんな印象を受けました。

議論の軸は、やはりオーディエンスデータの活用か?

全体としては、オーディエンスへのアプローチをどうすべきか?というのが大きなテーマだったかとは思います。そして、「しっかり分析して、効果的なセグメントにアプローチしよう」という結論に達したと感じました。ただ、分析とアプローチにも手法がさまざまあって、総花的に皆が試しては、議論しているという状態と見受けられました。

そもそも、オーディエンスのデータは、オンラインに留まらずさまざまなチャネルから集めて行こうという方向になっているので、しばらく、この辺のマーケティングデータ議論に関しては、ふわふわしたものになりそうな予感。

1周回って基本に返った?

技術が進んだ結果、「やっぱり、最適化できない部分でいろいろとあるよね」という話があちこちで聞かれます。広告はあくまでマーケティング活動の一部でしかないので、上記は当然の事として、こういった話題が、上流下流へと行きつ戻りつして、どんどんアドテクが進化・広範囲化して行くのは、業界的には望ましいと思いました。

EVERRISE はこれからもアドテクの進化に協力させていただきます。お力に慣れることが有りましたら、お気軽にお問合せください。

Related Post

関連記事

Keywords

関連キーワード