アドテクにより、広告出稿の最適化が進んできたオンライン広告ですが、まだまだ改善しきれない広告出稿の無駄があるのはご存じでしょうか?
本記事では、アドテクを使って広告出稿の「無駄を削減する」仕組みを紹介します。
広告出稿の無駄とは?
例えば、ECサイトで商品を買いたい時、よく「在庫切れ」に遭遇しませんか?その在庫切れしてしまった商品の広告を出していた場合、そのまま宣伝しつづけるのは無駄ですよね?
転職サイトが広告を出したとします。なるべく転職希望者を集めたいし、一度でも希望した人を逃したくない。その結果、転職済の元転職希望者にも、広告を出し続けてしまいます。これも無駄ですよね?(またすぐ転職するケースもありますが)
また、あなたが阪神ファンだとして、敵チームの関連グッズ広告が出ていたら、どうでしょうか?野球ファンというターゲットは間違っていませんが、完全に逆効果ですね。
他にもさまざまな無駄ケースがありますが、とりあえず上記3つをまとめます。
- 在庫切れ商品の表示
- 再購入が見込みにくいユーザーへの表示
- その商品を嫌っているユーザーへの表示
それでは、無駄に対して、どのような改善ができるか説明します。
無駄への対処
1.在庫切れ商品の表示
販売している商品が数十個程度なら、在庫が切れた瞬間に関連する広告を手作業で止めてしまえばいいでしょう。ただし、数百、数千点も商品を取り扱うようなECサイトの場合、そのすべてを人手でコントロールするのは難しいです。この場合、在庫数が0になった瞬間に広告出稿側に、システムを使って自動で停止命令を出させればいいのです。
2.再購入が見込みにくいユーザーへの表示
ユーザーターゲティングの技術を使って、広告を抑制することができます。「一度でも購入したユーザーには広告を表示しない」という設定ができます。ターゲティングの技術は、いかに効果の高いユーザーへ表示するかだけでなく、効果の薄いユーザーへは出さないという点でも優秀です。
3.その商品を嫌っているユーザーへの表示
アドミュートという技術が流行ってきています。この技術を使えば、完全ではないですが回避することができます。
仕組みを説明すると、広告を見ているユーザーの意思で「見たくない広告を停止する」ことができます。大雑把なユーザーターゲティングの関係上、何度も見たくない広告を見せられるユーザーへの素晴らしい配慮だと言えます。
まとめ
いかがでしょうか?広告出稿の無駄を無くす事は、広告主だけでなくユーザーにとっても好ましい状況を作りますね。