お客さまに喜ばれたい。仲間たちに喜ばれたい。そして社会に価値あることを実現したい。

代表インタビュー

代表取締役 倉田 宏昌

語り手:代表取締役 倉田 宏昌取材・更新:2026.07取材・構成:EVERRISE採用チーム
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01

創業から変わらない理念への想い

ー最初に、EVERRISEを創業したきっかけについて教えてください。

創業前の話から始めましょうか。

私は22歳から30歳になるまで、あるITベンチャーで働いていました。当時は長時間労働や土日勤務など大変な環境でしたが、一緒に働いている仲間たちはやる気と向上心があり、切磋琢磨しながら仕事をすることが、とても楽しかったです。

そのITベンチャーでは、仕事ぶりを評価されて取締役に就任しました。

取締役として経営に関わり、会社全体のことを考える立場になっていく中で、一緒に働く人やお客様など、周囲の人々に対して今以上にリスペクトを持って仕事をしたいと思うようになりました。

つまり、最初から「いつかは起業したい」という想いを持って働いていたわけではないのです。自分の考える「リスペクト」を追求し、実現するために、独立することになりました。

ーEVERRISE創業当初のエピソードなどはありますか?

創業1〜2年目に、その夏でもっとも天気が良いと思えた日に「今日はもう仕事を切り上げよう!」と言って、みんなで遊びに行くこともありました。3年目頃からは抱えているプロジェクトが増えて、どうしても行けないメンバーもいたので、やらなくなりましたが。

当時から、プライドを持って本気で仕事に向き合いながらも、仕事以外の人生も楽しめる会社を作りたいと考えていました。

まだ実現できていませんが、年に1度くらいは長期休暇として有給休暇をまとめて取れるような会社に憧れています。きちんと事前に計画され、必要な調整ができているのであれば、多少の進捗の遅れや売上への影響は許容しても良いのではないかと思っています。

むしろ、そうして仕事以外の人生も大切にできる会社だからこそ、働いているときは、チームを勝たせるために真剣に仕事に向き合う。そのメリハリに意味があるのだと考えています。

ー起業された時に考えていたことで、20年経った今でも変わらない「核」のようなものはありますか?

企業理念として掲げている「お客さまに喜ばれたい。仲間たちに喜ばれたい。そして社会に価値あることを実現したい。」は、今もまったく変わっていません。

一緒に働く人にとって良い場所でありたいと思っています。

ー倉田さんにとって、経営理念は仕事をする上でどのような位置づけですか?

私にとって、とても重要です。この理念から外れていないかを見極め、判断することが私の重要な仕事だと思っています。

極端な話、誰かを傷つけてでも稼ぐことはできるかもしれません。

しかし、ビジネスとしてお互いに得をする活動を選択していくことに、非常に強いこだわりを持っています。その道を外れないことにプライドを持っています。

02

「データ×AI」で描く未来

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ーEVERRISEの現在の事業を、倉田さんの視点でどのように定義されているか教えてください。

私は物事を広く抽象的に捉えがちなので、分かりにくいかもしれませんが、IT、インターネット、データ、そして昨今ではAI、これらが世界を変えていくことのお手伝いをしていると認識しています。

もう少し具体的に言えば、新しい技術によって生まれた可能性を、実際のビジネスの中に実装していくことが、私たちの仕事だと考えています。

技術そのものを提供するだけではなく、それをお客様の事業や業務の中で本当に使える形にしていく。そうやって変化を技術で支え、世界の仕組みが変わっていくことに少しでも貢献できればと考えています。

ーデータ活用を事業の柱として意識するようになったのは、2010年代の前半頃でしょうか?

はい。2000年代からアドテクノロジー領域で実績を重ねる中で、データの重要性や必要性は強く感じていました。

その後、マーケティングテクノロジーへと領域を広げる中で「マーケティングとは、突き詰めればお客様を知ることだ」と気付きました。お客様を深く理解するにはデータが欠かせません。そう考え、データ活用に本格的に取り組むようになりました。

ー倉田さんはAIをどのように捉えて、今後のビジネスに活かしていきたいと考えていますか?

AI駆動によってソフトウェア開発の生産性が今後さらに向上することは確実だと考えています。

新しい技術の黎明期には、その活用に課題を抱える方も多いため、そうした文脈も含めてAIの活用を支援したいと考えています。また、AIによって高まった生産性を、これまでのシステム開発にも生かしていきたいです。

もう一つあります。2026年初頭には「SaaSは死んだ」という議論もありましたが、私はすべてのSaaSがなくなるとは考えていません。安価で使いやすいサービスであれば、自社で作るより購入した方が合理的ですし、一定の需要は残るでしょう。

一方で、非常に高価なSaaSや、業務に合わせるために大きな妥協を必要とするサービスは、これまで以上に厳しくなると予想しています。

AI駆動開発によってソフトウェア開発の生産性が大きく向上すれば、個社ごとに最適化したインターフェースや機能を実装する、いわばカスタムオーダー型のシステム開発が、これまでより現実的な選択肢になります。

EVERRISEはもともと、企業ごとの課題を理解し、ゼロからシステムを構築することを得意としてきました。AIによって開発のあり方が変わる中で、そうした強みをさらに生かせるのではないかと考えています。

ーそうした文脈の中で、EVERRISEとして3〜5年先の中長期的な方向性について教えてください。

まず長期的に見ると、知的労働の多くがAIに代替されるといった極端な話もあり、10年スパンで世界がどこに着地するのかは具体的にはピンと来ていません。

しかし、中期的には、ソフトウェアの生産性が向上するからこそ需要が非常に高まると感じています。

生産性の向上が、そのまま開発価格の低下に直結しないでしょう。とはいえ、これまで1億円かかっていた開発が数千万円でできるようになれば「あれを開発したい」「これも開発したい」という話は至る所で出てくると思います。

技術によって「できること」が増えれば、企業がソフトウェアに求める水準も上がります。ですから、開発会社側もAIを使えるだけでは不十分で、お客様の業務を理解し、課題を整理し、最適な形に実装する力がこれまで以上に求められるでしょう。

したがって、中期的な3年ほどの間は、AIを使った開発や、もともと得意なデータ活用を主軸に、「データ×AI」の領域で今以上に存在感を示したいと考えています。

現在、国内外の企業や事例について学びながら、EVERRISEがどこで最も大きな価値を生み出せるのかを見極めています。変化の激しい時代だからこそ、自分たち自身も学び続け、変わり続ける必要があると思っています。

03

挑戦を支えるEVERRISEのカルチャー

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ー倉田さんから見て、EVERRISEらしいカルチャーとはどのようなものですか?

3つ思い浮かびますね。

1つ目は、働き方については比較的おおらかだけれど、仕事そのものに対する要求水準は高くありたい、というバランスです。

私の中学校の卒業文集に「これからあゆんでいくが、それは歩くでもなく、走るでもない」と書いた記憶があります。昔のように過度に働くわけではないものの、ちんたらやっていいわけでもない。長い時間働くことではなく、限られた時間の中で、プロとして良い仕事をする。そのようなバランスを大切にしています。

2つ目は、自ら学ぶことを前提として、挑戦する人に機会を与え、その結果としての失敗を許容することです。

やる気がある人には、今の実力からすると少し無茶ではないかと思えるような仕事でも、思い切って任せてみることがあります。当然、うまくいかないこともありますが、真剣に考え、挑戦した結果の失敗であれば、それを責めるのではなく、次につなげてほしいと考えています。

EVERRISEは、エンジニアを中心に、一人ひとりのポテンシャルを強く信じる会社だと思います。少し背伸びをした仕事に挑戦することで、人は大きく成長することがあります。そうした機会をできるだけつくりたいという考えは、昔から変わっていません。

一方で、挑戦することと無理をさせることは違います。本人の意欲に期待するあまり、過度な負担をかけてしまうことがないよう、このバランスについては会社として考え続ける必要があると思っています。

3つ目は、カルチャーと言えるかわかりませんが、企業理念として「お客さまに喜ばれたい。仲間たちに喜ばれたい。そして社会に価値あることを実現したい。」と掲げていることです。

この理念と相容れない、極端に利己的な考え方を持つ方とは、やはり価値観が合いにくいと思います。

自分のことだけではなく、お客様や仲間のことも考えられる。困っている人がいれば自然に手を差し伸べられる。そういう人たちを大切にしてきた結果として、EVERRISEには心根がよく、親切な人が多く集まっていると感じています。

ただし、単に「いい人」であれば良いということではありません。お客様や仲間に価値を提供するためには、自ら学び、成長し、きちんと成果を出すことも必要です。

人には優しく、仕事には真剣に向き合う。そういうカルチャーでありたいと思っています。

ーちなみに、EVERRISEが抱える課題や、弱みだと感じていることはありますか?

「いい人採用」を大切にしてきた結果として、良くも悪くも、野心的な人材が少ない傾向はあるかもしれません。「何が何でも目標を達成するぞ」というような、成果への強い執着は、会社としてまだ弱いと感じています。

もちろん、お客様にご迷惑がかかるような状況では、みんな必死になって頑張ります。一方で、「会社として売上100億円を目指そう」といった大きな目標に対して、強い野心を持つメンバーは、それほど多くありません。

ただ、これから会社としてさらに成長し、より大きな価値を生み出していくためには、人柄の良さや協調性だけでなく、高い目標を掲げて、それを本気で実現しようとする力も必要だと考えています。

そこで、ここ1〜2年の新卒採用では、基本的な人柄や心根を大切にするという考え方は変えずに、その上で、向上心が強く、高い目標に挑戦したいという人材も意識的に採用するようになっています。

穏やかで親切な人が多いというEVERRISEの良さは、これからも大切にしたいです。その一方で、仕事では高い目標を持ち、成果にはしっかりこだわる。そういう組織にしていきたいと考えています。

04

ともに会社をつくる仲間へ

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ーこれまでの話を踏まえて、どのような方と一緒にお仕事をしたいですか?

私は会社を部活動、例えばラグビー部のように捉えているところがあります。自分の成果だけではなく、チーム全体の成果を考え、チームを勝たせるために頑張れる方と一緒に働きたいと思っています。

向上心とプライドを持ち、それぞれの専門領域で高いクオリティの仕事ができる人たちが集まる。そして、その力を持ち寄ってお客様に選ばれ、良いサービスを世に出していく。そんなチームをつくりたいです。

その一方で、休むときには長期休暇を取って、地中海で過ごしている。そんな会社が理想ですね。まだそこまで実現できていませんが。

仕事には本気で向き合う。でも、仕事だけが人生ではない。その両方を大切にできる会社でありたいと思っています。

ーきちんと仕事をして、きちんと遊ぶ、ワークライフバランスですね。

そうですね。ただ、私が考える「ワークライフバランス」は、単に仕事の負荷を軽くすることではありません。

昭和の「寝ずに働き、寝ずに遊ぶ」というスタイルではなく、もっと長期的な視点で、働いているときはプロとして良い仕事をする。その一方で、仕事以外の時間では、自分自身や家族、友人との人生をしっかり楽しむ。

プライドを持って仕事に向き合うことと、仕事以外の人生を楽しむこと。その両方を諦めないことが、私の考えるワークライフバランスです。

ーお話を聞いていると、技術的なスキルだけでなく人間性をとても重視されているように感じました。

一定のスキル条件をクリアした上では、人物や考え方を重視すべきだと考えています。会社というコミュニティの価値を高めるためには、人柄や心根、仕事に向き合う姿勢がとても大切です。

自分のことだけではなく、お客様や仲間のことを考えられること。チームのために行動できること。そして、自分の仕事にプライドを持てること。そうした部分を大切にしています。

一方で、知識労働である以上、自ら学ぶ姿勢は必須条件です。ITの世界は変化が速く、今持っている知識やスキルだけでずっと仕事をしていくことはできません。誰かに教えてもらうのを待つのではなく、自分で学び、自分自身を成長させ続ける必要があります。

人柄がよく、チームを大切にできること。そして、自ら学び、仕事で高い成果を目指せること。この両方を持った人たちと働きたいと考えています。

ー最後に、採用サイトを見ている候補者の方々へメッセージをお願いします。

現在一緒に働いている仲間だけでなく、これから応募される方々に対しても、一緒に会社をつくっていきたい、チームでありたい、という思いが非常に強いです。

おそらくそれは、私自身のラグビー経験から来ているのだと思います。

仕事は人生の中でも非常に多くの時間を使うことになるからこそ、単に生活やお金のためだけに割り切って働くのではなく、一緒に何かを目指し、少しずつチームになっていく。その過程自体を楽しみたいと思っています。

EVERRISEは創業から20年経ちましたが、完成した会社だとは思っていません。まだルールが未整備なところもありますし、これから変えていかなければならないこともたくさんあります。

だからこそ、前例がないからやらないのではなく、「どうすればもっと良くできるだろう」と自分たちで考え、試し、失敗もしながら、一緒に会社を良くしていける方に来てほしいと思っています。

良い仕事をしたい。もっと成長したい。仲間と一緒に大きなことを成し遂げたい。

そして同時に、仕事以外の人生も大切にしたい。

そんな方にとって、EVERRISEが長く一緒に働きたいと思える場所でありたいと考えています。

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