2022.09.09

業務効率化からデータの見える化まで、グループ全体のデータ活用促進の第一歩となるETL開発|データ運用環境整備事例

業務効率化からデータの見える化まで、グループ全体のデータ活用促進の第一歩となるETL開発|データ運用環境整備事例
業種 教育業界
導入サービス データ運用(ETL・SQL・RPA)環境整備

教育業界でデータを利用したサービスを提供しているK社さまでは、グループ拡大に伴いデータ統合基盤の新たな構築を計画していました。

本プロジェクトではデータ収集を行うETL基盤の構築を行い、グループ内全体のデータ統合に向けたPoC支援をしました。

課題背景・目的

K社さまではグループや事業の拡大に伴ってグループ企業全体で顧客データの統合を行い、グループ全体の状況の可視化や、メール・DM送付の業務効率化、広告配信など汎用的に扱えるデータ統合基盤が求められていました。

自社開発したデータ統合基盤がすでに存在していたものの、1社でデータを取り扱うことを前提とした設計になっていたため、新たなデータソースを取り扱う場合や、データの種類によってはデータの利活用工数がかかってしまう状況でした。

このような状況から社内のエンジニアの運用負荷を低減し、グループ全体で活用できる新たなデータ活用基盤の構築の検討を進めていました。

EVERRISEを選んだ決め手

グループ全体の顧客データ統合におけるソリューションとして、CDP(カスタマーデータプラットフォーム)のようなツール、同様のシステム構築を得意とするベンダーを比較検討する中で、国内でCDP「INTEGRAL-CORE」の開発・提供を行うEVERRISEが候補の1つに上がりました。

会話を進める中で、利用目的や取り扱うデータの種類が顧客として特定できるデータのみでなく多岐に渡り、データの統合・加工の方法がさまざまであることから、CDP製品を導入するよりもAWS上で構築する方が今回の要件を満たすうえでは適しているであろうということで、今回のETL構築の提案をしました。

担当者さまからは「EVERRISE社とは早い段階でお会いすることができました。商談が進む中で、ただ言われたものだけを作るのではなく、ビジネスと技術の話を同時並行で一緒に進めていける会社だと感じました。データ統合・運用関連の知見をもとに、汎用的なツールとなるようにディスカッションをしながら設計を進めていただき、投資の見込みを立てることもできました。これなら外さないだろうと、すぐに決断ができました。」「EVERRISE社のように、データ統合のさまざまなケースを承知したうえで、他のシステムとの結合性や汎用性を意識した実装ができるベンダーは稀だと思っております。」と評価いただきました。

EVERRISEの支援内容と評価

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システム構成イメージ図

本プロジェクトでは本格的なデータ統合基盤構築やツール導入を進める前に、データ統合の前段となるデータ収集部分のETL基盤を構築し、PoCを実施することとなりました。

EVERRISEはETLの技術選定とバッチ基盤開発を中心に支援を行いました。

「技術選定などにかかるコミュニケーションコストが大きくかかってしまうことは避けたいと考えていました。EVERRISE社にはビジネス要件も含め円滑に話を進めながら、実装仕様に落とし込んだうえで開発を行っていただけました。また、要望としてあげていたデータ取得の運用負荷の低減に繋がるようなシステムになったと思います」と担当者さまに評価いただきました。

今後の展望

K社さまでは、まずは現在行っている業務のメールやDMの配信での業務効率化において、今回のETLを利用することを検討しています。

また、今後は業務効率化のみでなくグループ企業や事業を横断したデータの利用によるマーケティング施策やサービス提供などに向けて、データ統合・利活用の計画を進めています。

EVERRISEのデータ運用(ETL・SQL・RPA)環境整備

本事例はデータ統合基盤の中でもETL部分の構築支援です。

データ統合・活用は、統合可能なデータを多く保有している企業ほど効果が期待できます。データを正しく扱い、効率良く分析を行うためには、散在するデータを集約するETL環境の整備が重要です。

EVERRISEではETL・SQL・RPA環境整備のご相談を承っております。ぜひお気軽にご相談ください。

データ運用(ETL・SQL・RPA)環境整備

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