2013.10.09

データを見える化!Google Chartを使ってグラフを書こう

データを見える化!Google Chartを使ってグラフを書こう

本記事では、データの見える化によく利用される、グラフツール「Google Chart」を紹介します。

データの見える化とは

「データの見える化」というと、「気が付かないデータを発掘するデータマイニング」が注目されがちですが、それだけではありません。既知のデータも、「見せ方」によって「見え方」が変わります。その最たる例が、グラフ化でしょう。

システムで良く利用されるグラフライブラリの「Google Chart」を紹介します。

利用料フリーの「Google Chart」

Google Chartは非常によくできたツールです。Googleアナリティクスや、アドワーズのグラフもこのライブラリで書かれています。

google chart 01

システム化の要望の中に、「アドワーズっぽく表示したい」というものが多いので、こういうライブラリは非常に助かります。

サクッとオンラインで試してみよう!

Googleの凄いところに、各種API、各種ライブラリを「PlayGround」という形で、オンライン提供しています。

https://code.google.com/apis/ajax/playground/?type=visualization

ここを使って、いくつかサンプルを実行して見せます。

棒グラフ

https://code.google.com/apis/ajax/playground/?type=visualization#column_chart

URLで示したサンプルでは、各年に6つほど棒グラフが表示されているかと思います。

google chart 02

設定値の一部を書き換えて、[Run Code]ボタンを押下すると、以下のように表示が切り替わるはずです。

google chart 03

横幅と縦幅を広くして、積棒グラフに変えてみました。

非常に簡単ですね。

折れ線グラフ

https://code.google.com/apis/ajax/playground/?type=visualization#line_chart

サンプルでは、直線ではなく曲線になっているかと思います。

google chart 04

カーブタイプを直線に、ポイント部分のサイズを大きくしてみました。 [Run Code]ボタン を押下すると、以下のように表示が切り替わるはずです。

google chart 05

折れ線グラフではありませんが、同じグラフをエリア表示することも可能です。

google chart 06

円グラフ

https://code.google.com/apis/ajax/playground/?type=visualization#pie_chart

サンプルは、普通の円グラフですね。

google chart 07

これを3D表示にしてみます。

google chart 08

また、円グラフの真ん中に穴をあけてみます。

google chart 09

こちらも簡単ですね。

他にもたくさんあるグラフ類

他にもまだまだグラフが書けます。

以下のURLのような凝ったものになると、タブを切り替えるたびにアニメーションします。

https://code.google.com/apis/ajax/playground/?type=visualization#motion_chart_time_formats

さまざまなグラフを試してみてはいかがでしょうか?

グラフ化の注意点

最後に、グラフ化する際の注意点を挙げておきます。

データをグラフ化すると、直観的に把握させることができます。 また、データの特徴が非常にとらえ易くなります。 その結果、素早く・効率的にデータの意図を伝えることができます。

逆に考えると、恣意的なグラフを作ることで、間違って伝達することもできてしまいます。

無意識でやってしまう場合もあると思いますが、極力、正しく読み取れるグラフを作るように心がけましょう。

関連:データを見える化!Google Chartを使ってグラフを書こう その2

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