本記事では、マストバイキャンペーンとアドテクについて説明します。
マストバイキャンペーンの仕組み自体は、直接アドテクとは関係ないのですが、ここにもアドテクが使えるので、その辺について説明します。
マストバイキャンペーンって何?
購入者限定で、プレゼント配布や、応募資格を与えたりするプロモーションのことをマストバイキャンペーンと呼びます。景品表示法では、クローズド型キャンペーンと呼ばれたりもします。
昔からある馴染みのキャンペーンとしては、商品に応募シールが付いていて、そのシールを一定枚数集めて企業に送ると景品が当たるというヤツです。「ヤマザキ 春のパンまつり」「サントリーBOSSボスジャン」などが、有名ですね。
アドテクとマストバイキャンペーン
スマートフォンや電子マネーの普及に伴い、マストバイキャンペーンの仕組みや配布景品が、かなり変わってきています。
スマートフォンの例でいうと、LINEが「LINEマストバイ」というプロモーション商品を提供しはじめました。購入された商品にシリアルコードが付いていて、そのコードをLINEアプリの専用画面で入力すると、無料でオリジナルスタンプがダウンロードできる仕組みのようです。
また、電子マネーの例でいうと、電子マネー利用ユーザーに向けたマストバイキャンペーンができるようです。キャンペーン商品を電子マネーで購入された場合、その電子マネーの会員登録時に設定されているメールアドレスへ、景品応募用URLを送付する仕組みです。
こうなってくると、一切人手を介さないで、マストバイキャンペーンができてしまいます。
これからの活用方法
本来、景品を配布する目的は、景品の魅力によって商品を買ってもらいたいという面と、購入者の個人情報を手に入れる(住所など)という面がありました。しかし、景品自体がオリジナルスタンプやURL送付と変わった場合、景品配布コストは下がりますが、個人情報を手に入れるという目的は達成しにくくなります。これでは、魅力が半減です。
そこで、その問題を解消すべく現れるのが、オーディエンスターゲットです。オンライン上での景品配布であれば、そのサイトに到達した際にユーザーを一意に特定することができ、今後の広告出稿時のターゲットとできるわけです。これは、魅力的なことではないでしょうか。
まとめ
いかがでしょうか?オーディエンスデータを用いたターゲット広告にはさまざまな可能性があります。詳細についてはまた別の機会にご紹介しましょう。
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