本記事では、オンライン広告でのインタラクティブ広告(素材)について紹介します。
最後には、インタラクティブ広告の現状での問題点や、代表的なインタラクティブ広告の例も提示しています。
そもそもインタラクティブ広告って何?
WikiPediaのインターネット広告の項目内で、インタラクティブ広告について以下のように定義されています。
インターネット広告の特徴は、ターゲティング性とインタラクティブ性の2点である。
(省略)
インタラクティブ性とは、単純に広告を表示するだけでなく、ユーザーが能動的にアクションすることによって 従来のマスメディアではできなかった深いコミュニケーションが取れる点を指す。
広義で解釈すると、インタラクティブ広告とは、インターネット(オンライン)広告そのものを表しています。 代表的な例としては、リスティング広告やリターゲティング広告など、ユーザーのアクションに連動して表示される広告でしょう。
引用:WikiPedia 2013年10月16日参照
ただし、最近流行している「インタラクティブ広告」はもうちょっと狭義で扱われる場合が多いです。
ここでの定義としては、「静的な広告との対比で表現された広告素材(ビデオやゲームコンテンツ)が広告枠に配信されること」とします。
インタラクティブ広告がなぜ注目されているか?
いままでのオンライン広告の目的は、企業や商品の認知度をあげることでした。そのため「いかに人の目に触れさせて、いかに興味を沸かせるか?」が焦点でした。しかし、最近のオンライン広告は、その領域を超えて「ユーザーの理解をより深め、フィードバックを得る広告」へと進化しています。
大別すると以下の3つです。
- 宣伝対象(コンセプト)を楽しんでもらえる
- 広告が口コミで広げられる
- ユーザーがアクションを選択できる
それぞれ、概要を説明します。
1.宣伝対象(コンセプト)を楽しんでもらえる
広告枠(または遷移後のページ)にゲームやちょっとした動的コンテンツを仕込むことで、楽しみつつ商品やコンセプトの理解度が深まっていきます。例えば、商品関連のクイズに答えるとクーポンが手に入るとか、パズルをクリアすると壁紙画像が貰えるなどです。
2.広告が口コミで広げられる
点数を競うゲームの結果、性格診断などの結果など、ついつい SNS へ呟きたくなるものです。その結果、口コミ効果で通常の広告以上に効果が上がるケースがあります。
3.ユーザーがアクションを選択できる
広告によりユーザーの誘導は、インプレッション → クリック → コンバージョン というのが通常です。このインプレッションとクリックの間に、ユーザーによるアクションが入ります。そのすることで、広告ごとに異なる(最適な)効果計測をすることができます。
インタラクティブ広告の技術的問題
広告素材のファイルサイズが、どうしても大きくなりがちです。コンテンツを配信するサーバは、技術的に遅延を回避することが可能ですが、メディア自体が重くなってしまうケースがあります。
また、動的なコンテンツを実現するため、技術的にやや複雑なものを利用するケースがほとんどです。結果、見ている環境(OS、ブラウザー)によっては、正しく動作しないケースがあります。
広告はあくまで脇役で、主役はメディアです。メディア価値を毀損するような広告は、結果的にマイナスになります。
上記したリスクを把握し、細心の注意を払って、配信していく必要があります。
インタラクティブ広告の例
- IKEA.Unbox the Banner
- 3D Video Cube
- Interactive Video
さいごに
EVERRISE では、インタラクティブな広告配信の実現をサポートすることが可能です。ご興味がありましたら、お気軽にお問合せください。