2013.11.06

CRITEOのNASDAQ上場からみるダイナミックリターゲティング

CRITEOのNASDAQ上場からみるダイナミックリターゲティング

ダイナミックリターゲティング(レコメンドバナー)で有名な CRITEO社がNASDAQに上場 したというニュースがありました!

本記事では、そんな盛り上がりをみせる「CRITEOの扱うダイナミックリターゲティングとは何か」についてかんたんにまとめ記事にしてみました。

CRITEOとは?

CRITEO は2005年にフランスで設立され、約2年前に日本での事業を開始したアドテク企業です。今年からYahoo!Japanにも掲載が開始され、モバイル対応やタブレット対応などの拡大も始まっています。

CRITEOのプロダクト

CRITEOが展開しているのは「ダイナミックリターゲティングバナー(またはレコメンドバナー)」と呼ばれるディスプレイ広告のリターゲティング広告をよりユーザー興味があるものに限定した広告を出すというものです。 かんたんに言うと、リターゲティングの強化版のようなイメージでしょうか。

criteo 01

こんな広告を最近よく見かけないでしょうか? ここに挙げたのは一例ですが、イメージとしては上記のようなバナー広告が「ダイナミックリターゲティング、レコメンドバナー」と呼ばれるものになります。 もう少しわかりやすい例えとしては、Amazonの「この商品を買った人はこんな商品も買っています」の表示が似ていると言えると思います。

ダイナミックリターゲティングの仕組みは?

さて、このようなダイナミックリターゲティング広告ですが、実現するために必要な仕組みとして2つの重要な要素があります。

1.データフィードの用意

まず1つ目は、CRITEOを導入したいwebサイトの商品マスタとなる「データフィード」を作成する必要があります。 先ほどの例に上げたダイナミックバナーはすべてこのデータフィードの情報をもとに自動生成されているのです!

2.タグの設置

2つ目は、CRITEOを導入したいwebサイトへのタグの設置です。 CRITEOのダイナミックリターゲティングの要になっているのが、このタグになります! CRITEOタグは大きく分けて次の5つのタグが用意されています。

  • サイトトップページ用
  • 検索結果一覧ページ用
  • 商品詳細ページ用
  • カート(購入開始)ページ用
  • CVページ用

この5つの中で必須設置となっているのが、「商品詳細ページ用」と「CVページ用」の2つタグになります。 5つのタグすべてを設置することで、CRITEOのシステムのすべての機能を最大限活かすことができるのですが、その中でも必須設置の2つのタグが、「ユーザーが閲覧した(興味のある)商品の情報」と「ユーザーが購入した商品の情報」を収集することでダイナミックリターゲティングを行っています。

criteo 02

競合は?

ここまで CRITEOのみの話に絞ってきましたが、CRITEOの競合の紹介を少ししておきます。 国内ですと「SilverEgg」や「deqwas」あたりが競合として有名といえると思います。 他にも最近 Google が始めたりなどしています。 しかし、競合が数ある中でもやはり、CRITEOのレコメンド精度が飛び抜けているようです。 その理由として大きいのが、先ほども挙げた「データフィード」と「5種類のタグ」を要とするシステムが肝になっています。また、CRITEOが独自に掲載面を豊富に持っているという点もかなり大きいと言えます。

まとめ

ここまでかんたんに CRITEOについてまとめてみましたが、いかがだったでしょうか。 詳しい導入方法については、機会があればぜひ記事にしたいと思いますが、ご興味がある方はぜひ、お問合せくださいませ!

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