2013.07.31

オンライン広告の10個の効果指標

オンライン広告の10個の効果指標

本記事では、オンライン広告で利用される代表的な効果指標について解説します。

広告を出す目的とその結果

広告主がインターネットで広告を出す目的は、自社や製品を認知・理解してもらうことなど、さまざまですが、その中でも特にECサイトなどで商品購入ページへ誘導して物を買ってもらうことであったり、会員登録ページに誘導して会員登録をしてもらったりすることは、分かりやすい目的であると言えます。その目的をどれくらい果たせたかどうか、その結果を数値化したものを「効果指標」と呼びます。

広告主にとって大事な効果指標ですが、配信する業者にとっても大事です。なぜなら、広告を配信する値段は、効果指標のいずれかの値で決まるからです。広告主は、費用に対していかにに高い効果を出すかを目指します。同じように、広告配信業者も、いかにに高い数値を出すかを目指します。そのため、オンライン広告において「指標が見える化されている」ことは重要です。

絶対に抑えるべき代表的指標3つ

TVCM などの代表的な指標は、皆さんご存知の視聴率です。CM枠の値段は視聴率で大きく変動します。よって、TV業界の人は、視聴率に一喜一憂するわけですね。同じようにオンライン広告にも、代表的な指標があります。それは、以下の3つです。

1.インプレッション

一番代表的な指標で、広告の露出回数です。メディアに訪れた人が、何回広告を見たかの指標となります。

2.クリック

広告が表示されたのちに、その広告をクリックされた回数です。

メディアのページから、広告主サイトへ誘導された回数になります。

3.コンバージョン

サイト上で獲得できる成果を、コンバージョンと呼びます。

広告経由でサイトに訪れた人が、商品を購入したり、資料を請求したり、会員サイトへの登録をした場合などを、コンバージョンとして扱います。

だいたいの広告商品が、上記いずれかの数値をもとに値段が決まります。ただし、これらの指標以外にも効果を改善していくためには、必要な指標がいくつかあります。それらもご紹介しましょう。

効果改善に利用される指標7つ

4.クリック率(CTR:Click Through Rate)

クリック数 ÷ インプレッション数 = クリック率

広告をクリックさせやすくするために、いろいろと試行錯誤する際に利用します。

5.コンバージョン率(CVR:Conversion Rate)

コンバージョン数 ÷ クリック数 = コンバージョン率

クリックしてもらったユーザ(興味がある人)を、成果に繋げるための改善に利用します。

6.ユニークユーザ数(UU:Unique User)

インプレッション数とは異なり、同一ユーザーに2回以上広告を表示しても、1カウントとします。純粋に何人のユーザーに見られたのか?を測るための指標です。

計測する期間によって、値が異なるのが特徴です。

7.ユニークコンバージョンと総コンバージョン

ユニークコンバージョンとは、1クリックに対して1つしかカウントしません。総コンバージョンとは、1クリックに対して何回でもカウントされます。コンバージョン数の目標を追う際に、利用します。

8.ビュースルーコンバージョン

インプレッションしたユーザーが広告をクリックせずにコンバージョンした数です。その場で、クリックはしなかったが、広告を見たことによって効果があった人の数です。間接効果とも呼ばれます。

9.ビューアブルインプレッション(Viewable Impression)

さきほど、インプレッションの項で「メディアに訪れた人が、何回広告を見たか」と説明しましたが、正確には間違っています。サイトのページには表示されているのですが、実際にユーザーの目には入らない状態も、1インプレッションとしてカウントされます。(スクロールの下の方にある広告とかですね)「ユーザーに見られた」という数を正確に取るために利用されるのが、この指標です。広告画像が面積50%以上が1秒間以上にわたって表示されていた状態を、1つとしてカウントします。

10.エンゲージメント

画像広告に対して、ユーザーがマウスオーバーした場合に1つとカウントする指標です。ユーザーがその広告を意識して見たという状態を表しています。

さいごに

いかがでしたか?オンライン広告業界の人たちはこのような指標を用いて日々広告効果を高めようと努力しています!

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