2015.06.24

これから増える!?新しい広告枠5選

これから増える!?新しい広告枠5選

本記事では、ITの進化に伴い、次に来るだろう「広告枠」について、紹介します。

現状の広告枠

ここ数年間、インターネット広告の広告枠だけに限っても「PCだけ」から「スマートデバイスにも」と変化しました。その結果、さまざまなクリエイティブの見せ方、表示のタイミングなど、ターゲティング方法などが変化しました。

そのスマートデバイスの広告枠の開発も、そろそろ落ち着きをみせています。

広告業界の進化は、新たな枠から始まります。今まさに次の枠が求められつつあるのでは、ないでしょうか?

次の広告枠

既存広告枠とは、マス4媒体広告、インターネット広告、屋外広告、交通広告、などを指します。そこに新しい広告枠(新しい買い方)が、ITの進化を前提にして加わります。

その、次に来るだろう広告枠を5つほど、紹介したいと思います。それでは、どうぞ。

1.デジタルサイネージ

すでに実現されつつあるのが、デジタルサイネージのアドネットワーク化です。さらに、屋外広告、交通広告ならではのさまざまな仕掛けなども加えられています。例えば、電車が駅に到着した際に発生する風で、スカートが揺れる演出など、こういった新しい広告を作ることができます。

電車の風で山本美月さんがふわり揺られる「CanCam」デジタルサイネージ 実現の裏側

もちろん、上記した例は個別のリッチクリエイティブですが、そういった仕組みが整うことで、広く利用可能な新しい広告枠になっていくと思います。

2.ローカル局のTVCM枠

TVのCM枠といえば、買切り枠、純広告枠の代表です。

しかし、米国では、すでにTVCM枠のオークションが始まっています。日本でもローカル局のCM枠は、空きがあるらしいので、そういった枠は、オークション販売されていくと思います。

動画系サイトへの動画クリエイティブ出稿量増加に伴い、そういった要望は益々増えるでしょう。

3.カーナビ広告

今、GoogleやAppleといった大手IT企業が、カーナビ業界に参入してきて、カーナビ本体を定義しなおしています。一度は失敗しているカーナビ広告ですが、今回は間違いなく成功するでしょう。

また、車本体の自動運転化により、カーナビ広告と連動して、さまざまな可能性が考えられます。例えば、近くの特産品を広告 → クリック → 食べられる店で空いてるお店へ自動運転 → 同時に席予約など。

実現したら面白そうです。

注目が高まるカーナビへの広告配信。Google、Apple社の参入でナビはどう変わる?

4.VR 広告

VR のビジネスとしては、セカンドライフやセカイカメラ(AR)といった失敗が思い出されますが、今度こそ成功するのではないかと思います。マインクラフトの流行や、ヘッドマウントディスプレイの流行などから、インフラと一般的な認知が整いつつあるからです。

VR での広告とは?米Retinad、VR内の広告表示・解析システムの開発に50万ドルの資金調達

【動画あり】Microsoft、E3 で AR デバイス「Hololens」を使用したマインクラフトのデモを公開

5.ロボット広告

「ユーザーがロボットを使っている際に、センサを活用して適切なタイミングやシチュエーションで広告を表現する(以下のURL先から抜粋)」ことになるだろうと思われます。

ロボット特化の広告サービスが登場—「Pepper」発売と同時に開始

どこまで、ボリュームが出るかは不明ですが、フェースtoフェースに近い形で商品が売り込めるのは大きな進化になるかと思います。

「おじいちゃん、誕生日の近いお孫さんが、AppleWatchをお気に入りに登録しているよ!」みたいなことに(笑)

余談ですが…

広告予算、クリエイティブ、商品情報があれば、広告を出稿する枠の選定は、人が行わずに自動化されていくはずです。新しい広告枠は増えるが、どんどんその枠を意識しなくなる・・・。こんな運用が実現しそうです。

まとめ

いかがでしょうか?

ここに記載したすべての広告枠は、そう遠くない未来に実現されるかと思います。この他にも、思わぬ形で枠が増えるかもしれません。

このような進化を、いち早く実現したところが、次の広告の覇者になる可能性すらあります。

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