2013.08.13

アドテクによる代理店の広告運用の効率化

アドテクによる代理店の広告運用の効率化

大量の広告を管理運用するにはそれなりの人手がかかってしまいます。

本記事では、オンライン広告を運用する際の作業効率を、アドテクを利用してどのように効率化するのか紹介します。

何の作業が重いのか?

まず作業負荷低減のコンサルティングを実施する場合は、現在の作業をすべて洗い出してもらい、その作業ごとに費やされている時間をざっくりと見積もってもらいます。この際、取り掛かってる人が複数の場合、人数×作業時間を出します。こうすることで、何の作業にどれだけ時間がかかっているのか?が浮き彫りになります。

作業効率化対象の抽出

作業リストおよびそれらにかかる時間を算出したら、その中でそもそも不要な作業はないか?を徹底的に検討します。よくあるのは「形骸化している定例会」「誰が見ているか不明なレポート」「効果が薄い施策」などが廃止対象になります。不要な作業を廃止するだけで、意外に結構な作業量が減ります。

そこまで実施したうえで、今度は「2回以上繰り返している作業はないか?」を洗い出してもらいます。2回以上繰り返している作業がある場合は、「自動化できるか?」を検討します。

改善するべき作業はなにか?

コンサルティングを実施すると、ほとんどの代理店で、以下の2点が問題になります。

  1. クライアントへの提出レポートに時間がかかる
  2. 配信の設定変更、素材差し替え作業に時間がかかる

これらの作業は、時間がかかるうえに、直接的には利益を産まないものです。できることなら、作業時間ゼロにしてしまいたいと思うでしょう。

問題の作業をどう改善するのか?

1.クライアントへの提出レポートに時間がかかる

まず、クライアントへ提出しているレポートを、極力定型化します。この際、定型化しづらいレポートは、素直に諦めましょう。あくまで定型レポートと非定型レポートの二つに分けることが肝心です。

そのうえで、各配信サーバからの結果データを1か所に集めて、自動でレポートを生成させます。自動化されたレポートは作業時間ほぼゼロで生成できます。その結果、非定型なものにどれくらい時間が割かれているのか、見える化されます。見える化されることで、その非定型サポート作業も減っていく傾向にあります。

2.配信の設定変更、素材差し替え作業に時間がかかる

本来、代理店の作業低減のためにも登場したはずのDSPですが、乱立されたことで、逆に作業負荷が高まっています。複数DSPを利用して、作業負荷を低減する根本的な方法は、まだありません。しかし、工夫次第で効率化することが可能です。

具体的には以下のようなことを実施ます。

  • クリエイティブをタグ入稿にする(第三者配信など)
  • 最適化検討作業と管理画面作業を分けて実施する(APIによるバルク登録など)
  • 部分的に自動最適化ツールに任せる

まとめ

代理店の運用作業効率化は、ご理解いただけたでしょうか?

EVERRISE では、インターネット広告に関わる業務の効率化のサポートもしておりますので、お気軽にご相談ください。

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