マーケティングDXにおけるテクノロジー支援を行う株式会社EVERRISE（本社：東京都港区、代表取締役：倉田宏昌）は、自社開発の「相互送客システム構築サービス」の提供を開始することをお知らせします。相互送客システムは、企業内やグループ企業における複数の事業やブランドのwebサイトを通じて顧客の送客を行い、既存顧客のLTV向上に繋げます。
企業競争が激しい現代では新規顧客を獲得することが難しくなっており、既存顧客のLTV（顧客生涯価値）を向上させることが重要視されています。しかし、商品・サービスによっては購入単価や頻度を上げるのが容易ではなく、LTVの向上にも限界がある場合があります。そこで、1つの事業に絞らず企業全体で顧客との接点を増やし、LTVの最大化を目指すことが重要です。
さまざまな事業やブランドを持つ企業の場合、既存顧客にそれらを横断的に利用してもらうことで、企業全体で見た顧客のLTV向上への貢献が期待できます。さらに、顧客ごとにパーソナライズされた商品・サービスの紹介は、顧客体験の向上にも繋がります。
EVERRISEは、顧客データを管理するためのCDP「INTEGRAL-CORE」の開発や提供を通じて、マーケティングDXを支援するさまざまなソリューションを提供してきました。
これまでに培ったノウハウを活かし、顧客データを活用して企業内で効率的な送客を可能にし、LTV向上とグループ全体のシナジーを創出する「相互送客システム構築サービス」の提供を開始します。
相互送客システム構築サービスとは
相互送客システム構築サービスは、データをもとにした詳細な条件設定によって、グループ企業や事業を横断した収益の最大化と顧客体験の向上を目指し、最適なコンテンツ配信システムを構築するサービスです。
標準的な機能が組み込まれたベースシステムを使えば、お客さまのwebサイトへタグを設置し、配信したいクリエイティブを登録するだけで、webサイト上に送客コンテンツを表示し、すぐに運用開始できます。
システム特長
- 顧客のための細やかなパーソナライズ送客
- 企業の運用ニーズにあわせた配信量コントロール
- すぐ使える標準機能
お客さまのビジネス目標や要件に応じて、ベースシステムをカスタマイズすることも可能です。
相互送客の仕組みと主な機能
相互送客システムは、対象webサイトへの顧客訪問時にログインしたタイミングで、対象顧客の顧客IDを読み取ります。事前に相互送客システム上に登録された顧客データと顧客IDを照合し、表示すべき顧客コンテンツ、コンテンツの表示ページやタイミングを判断し、配信シナリオとルールに基づいた最適なコンテンツの表示を実行します。コンテンツ表示後は、顧客が送客先のサイトへ遷移した後にコンバージョンの計測を行い、配信効果を測定することが可能です。
主な機能
- 顧客データ取り込み機能
- コンテンツ表示機能
- 送客コントロール機能
- 効果計測機能
相互送客システム構築サービスの詳細は、下記のページをご覧ください。
https://www.ever-rise.co.jp/services/marketing-dx/cross-promotion/
相互送客システムのユースケース
顧客育成
顧客がまだ利用したことのないサービスへの誘導によって顧客ランクを上げ、優良顧客化に繋げる例です。各サービスの利用状況を整理し、条件に応じた顧客ランクを定めます。相互送客システムでは、上位のランクへ進むために必要なサービス接触の機会創出や、商品購入を促すコンテンツ表示を行います。
パーソナライズレコメンド
顧客の属性・行動をもとにパーソナライズされた体験設計によって顧客体験を向上させる例です。対象顧客にとって関連性の高い商品・サービスを、利用シーンの中でもっとも適切なタイミングでおすすめできるようにコンテンツの配信設計を行います。