弊社のプライベートアドサーバー「ADmiral」はどこどこJPとの接続に続きまして「IM-DMP」との接続を開始しました。
IM-DMPとの接続によって、自社のメディアにはないオーディエンスデータを活用してターゲティングができるようになりました。プレスリリースでも概要はお知らせしましたが、さらに詳しくご紹介できればと思います。
ADmiralとは
ADmiralはメディアが独自に保有し、独自のデータで、自由な広告配信を可能にするというコンセプトで生まれたプライベートアドサーバーです。お客様のAWS環境にすぐにアドサーバーを構築できます。カスタマイズも自由です。メディアの広告収益化の他、アドネットワークや、DSP/SSPの構築等にも利用可能です。
ADmiralの詳細は公式サイトをご覧ください。
ADmiral公式サイト:https://www.ever-rise.co.jp/admiral/
IM-DMPについて
IM-DMPは、株式会社インティメート・マージャーが提供するDMPです。約4.7億のオーディエンスデータを保有し、性別や年齢などのデモグラフィック情報や興味関心、加えてウェブサイト、オフラインなど複数の既存ユーザーに関するデータソースを把握する事ができる国内最大級のDMPの1つです。
自社メディアにないデータを活用した広告配信
ADmiralは、IM-DMPのデータを利用することで、自社のメディアでは収集できないさまざまなオーディエンスデータを広告配信に活用することができるようになります。
自社データのみでターゲティングを行うよりも、ターゲティング条件の選択肢が増えるため、より狙いたいターゲットへ広告を表示することが可能になります。また、ターゲット以外のユーザーへの広告表示を抑えることで、無駄な配信コストや、関係のない広告が表示されることによる不快な体験を、削減できます。
活用事例:純広告で性別で広告を出し分ける
例えば、自社メディアで収集できるオーディエンスデータには性別の情報がないとします。そこでIM-DMPの持つユーザーの性別情報と自社メディアのユーザー情報を紐付けることで、自社メディアの広告配信でも、性別によるターゲティングが可能となり、男女で広告の出し分けができるようになります。
広告主側からすると「性別によるターゲティング」というのは珍しいことではありませんが、純広告でそれを実現するのには簡単ではありませんでした。しかし、IM-DMPのデータを活用することで簡単に実現が可能です。
今後の展開
現在は、IM-DMPのデータを利用できるのはターゲティングのみですが、今後は広告収益の最適化にも活用できると考えています。
株式会社インティメート・マージャー代表取締役社長の簗島亮次氏の投稿を引用させていただきます。
DMPのデータをアドサーバーと連携してどう使うの?って思われるかもしれないですが、例えば実はオークション形式の広告だと、古いCookieの方が入札が競合する事が多いので単価が上がりやすいとか、アドサーバーを最適化するセグメントなんていうのもあったりするのでメディア収益を上げるためのセグメントもDMPのデータを使って今後は作成していきたいと考えています。
今後は、広告枠在庫における広告決定の仕組みにもIM-DMPのオーディエンスデータを活用して、さらなるメディア収益の向上を実現できるのではないでしょうか。純広告 > 保証型広告 > 消化型広告 > 外部ネットワークといった、広告枠の一般的に価格が高いといわれる順位の概念が覆る可能性もあります。その時、一番高く売れる広告はどれなのかをデータを元に判断できるようになるからです。
検証にお付き合いいただけるメディアさま大募集
上記の展望は、実現すればメディアの収益最大化に大きく貢献できることは間違いありません。しかし、まだ構想段階なのが現状です。
一緒に検証にお付き合いいただけるメディアさまを募集しております。ご興味をお持ちいただけましたら、ぜひお気軽にお問合せください!