アドテク

【2019/8/1実施済】YDNの大型仕様変更(通常機能・API)まとめ

by EVERRISE DXブログ編集部

Yahoo!ディスプレイアドネットワーク(YDN)にて、機能改善とAPIのバージョンアップが予定されています。
運用者はもちろん、API利用ユーザーにも影響が多いバージョンアップのため、情報をまとめてみました。

※本記事の内容は2019年7月22日現在の情報です。最新の設定方法や画面と異なる場合があります。

バージョンアップの概要

YDNとAPIにおいて、機能改善および変更が実施されます。

実施【2019.08.06追記】

予定通り実施されました。

詳細は下記ページで確認できます。
https://biz.marketing.yahoo.co.jp/developercenter/news/717121/

対象サービス

  • Yahoo!ディスプレイアドネットワーク(YDN)
  • YDN API サンドボックス環境
  • YDN API プロダクション環境

APIのリリースバージョン

V201907(WSDLバージョン V201907)

実施日

2019年8月1日

機能改善・変更点まとめ

今回の仕様変更のおおまかな一覧です。

※最新情報及び詳細については公式ページを確認してください。

内容説明 影響範囲
概要 備考 通常機能 API v201907 API全バージョン
画像・動画のアスペクト比による入稿 アスペクト比があっていれば異なるサイズの静止画・動画でも入稿可能になる。
また、サイズ上限が引き上がった
インフィード広告でPCへの配信に対応 PCサイトのタイムラインにも配信
PCブランドパネルで、キャンペーンエディターとYDN APIからの入稿に対応 一部のユーザーのみの機能
効果測定指標の追加、変更 一部の指標計測方法の変更や、指標追加・変更など
アニメーションGIF形式画像の入稿停止 入稿済みの同形式画像は、今後も広告への設定が可能
動的ディスプレイ広告の機能改善 商品リストファイルのアップロードで、デバッグモードに対応
一部のAdtypeに関する名称の変更
(広告タイプの名称を変更)
一部のEnum名およびEntity名を変更 ○(※) ○(※)
保守対応 レポート関連サービスの統合、定期レポートの実行の停止など
機能名・効果測定指標名の変更 機能面での変更はなし

※変更後の名称はサービス本体とAPIでは若干異なりますが、詳細は公開されていません。

特に注意が必要な仕様変更

今回の仕様変更では指標の計測方法、計算方法などの変更が多く、レポーティングや効果測定において重要度の高い、「効果測定指標の追加、変更」部分についてまとめました。

参考) 【YDN】画像のアスペクト比入稿など機能改善について

計測方法の変更

公式ページによると変更点は下記のようになっています。

広告のインプレッションの計測方法を、現在のサーバーサイド計測から、クライアントサイド計測に変更します。
クライアントサイド計測とは、広告がブラウザーで実際に表示された回数を計測する方法で、より正確なインプレッション計測が可能となります。また、広告業界標準の計測方法でもあります。
なお、従来のサーバーサイド計測による数値は、項目名に「旧」を付与した新規項目を追加して提供します。

計測方法の切り替えに伴い、新しく追加される指標、名称が変わる指標があります。
は新規追加指標)

既存名称 新規追加または変更後の名称 計測方法 備考
インプレッション数(旧) サーバー 日付に関わらず、サーバーサイド計測での集計値はこの指標で確認可能
クリック率(旧) サーバー 日付に関わらず、サーバーサイド計測での集計値はこの指標で確認可能
インプレッション数 インプレッション数
(名称変更なし)
クライアント 2019/08/01(予定)に計測方法がサーバーサイドからクライアントサイドに切り替わり、切替後は2019/07/01以降のデータのみ出力可能となる
クリック率 クリック率
(名称変更なし)
クライアント 2019/08/01(予定)に計測方法がサーバーサイドからクライアントサイドに切り替わり、切替後は2019/07/01以降のデータのみ出力可能となる
メジャードインプレッション数 クライアント
メジャードインプレッション測定率 クライアント
ビューアブルインプレッション率 クライアント
ビューアブルクリック数 クライアント
ビューアブルクリック率 クライアント
ビュー計測対象インプレッション数 メジャードインプレッション数(旧) サーバー
ビューインプレッション数 ビューアブルインプレッション数 サーバー
ビューインプレッション率 ビューアブルインプレッション率(旧) サーバー
ビュークリック数 ビューアブルクリック数(旧) サーバー
ビュークリック率 ビューアブルクリック率(旧) サーバー

インプレッション数、クリック数はもとの指標の中身(計測方法)が切り替わるのに対し、
ビューインプレッション系の指標は新しい計測方法の指標が新しく追加されます。

新旧カラムのマッピング及び計算式(未確定)

変更前後の指標名と、計算式の関係性がややこしいため注意が必要です。 V201907 以外のAPIバージョンの場合、下記表の指標については、今回の変更後も以前と変わらず旧測定方法の数値が出力され続けます。

※クライアントサイド計測の集計方法についてはリファレンス等に明示されておらず、確定情報ではありません。仕様変更の実施後に実証した上で確定情報といたします。

サーバーサイド計測 クライアントサイド計測 集計(計算)方法
インプレッション数(旧) インプレッション数 すべてのインプレッション
クリック率(旧) クリック率 クリック数 / インプレッション数
メジャードインプレッション数(旧) メジャードインプレッション数 ビューアブルインプレッション数の計測が可能なインプレッション数
なし メジャードインプレッション測定率 メジャードインプレッション数 / インプレッション数
ビューアブルインプレッション 広告面積の50%以上が1秒以上表示されたインプレッション数
ビューアブルクリック数(旧) ビューアブルクリック数 ビューアブルインプレッション数のうち、広告がクリックされた回数
ビューアブルクリック率(旧) ビューアブルクリック率 ビューアブルクリック数 / ビューアブルインプレッション数
  • 仕様変更で新規追加される指標
  • 仕様変更前から存在する既存の指標

参考:インプレッション関連カラムの関係性

インプレッションに関わる指標はいくつかありますが、その関係性については下記画像のようになっています。

下記のページでも説明されています。(下記ページ内の指標名は旧名称になっています)
【YDN】ビューインプレッションに関する指標追加

定義の変更、指標追加

平均CPVの定義を、従来の「動画再生にかかったコスト÷課金が発生した動画再生数」から、「動画再生にかかったコスト÷動画の10秒再生数」に変更します。
※動画の10秒再生数は、課金が発生した動画再生数と同様です。

また、「動画の10秒再生数」今回新しく追加される指標です。

測定タイミングの変更

「ビューアブルインプレッション数」 (従来の名称は「ビューインプレッション数」)の測定タイミングを、以下のとおり変更します。
– 現在
広告の配信日時を発生日時として測定します。
– 変更後
広告がビューアブル(ユーザーの視認範囲に広告が表示された状態)になった時点を発生日時として測定します。
実施日以降に発生したビューアブルインプレッションのみが対象です。

より正確な配信結果を確認できるようになったと言えます。

コストの表示変更

統計情報におけるコストの表示を、以下のとおり変更します。

従来 小数点第一位を切り捨てて整数表示
変更後 小数点第一位を四捨五入して整数表示
なお、請求額についての変更はありません(小数点第一位を切り捨てて整数表示)。

「統計情報」は、YDNの「アカウント管理」「キャンペーン管理」タブで確認できる、各種指標の結果データです。
小数点を含んだ情報についてはパフォーマンスレポート、およびAPIで取得したデータで確認できます。

キャンペーンエディターのパフォーマンスデータ履歴の削除

これらの変更に伴い、YDN版キャンペーンエディターのパフォーマンスデータ履歴を削除します。過去のデータが必要な場合は、実施日以降に改めて対象と期間を指定のうえ、取得してください。お客様にはお手数をおかけして申し訳ありません。

過去データの取得ができなくなるわけではないようですが、影響のある方は確認しておきましょう。

まとめ

計測方法などが変わることによって、配信結果内容に影響が出る場合もあると思います。正しい効果測定を行うためにも、各指標の中身を今一度再確認しましょう!

参考URL

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この記事を書いた人:EVERRISE DXブログ編集部

「攻めのDX」をサポートする株式会社EVERRISEのブログです。