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電力・エネルギー・建設

東京ガスリブソリューションズさま

データ収集工数を50%以上削減。スモールスタートで始めるデータドリブン経営|データ分析基盤構築事例

関連キーワード

コスト削減データ活用・統合Excelデータのサイロ化エネルギー
東京ガスリブソリューションズさま

業界

電力・エネルギー・建設

導入サービス

データ分析基盤構築

プロジェクト概要

東京ガスリブソリューションズ株式会社(現:東京ガス株式会社、以下東京ガスリブソリューションズ)は、暮らしや社会課題の解決につながる新規事業の創出と運営を行っている企業です。

同社では、子会社を含む複数事業のデータを横断的に分析・活用し、データドリブン経営を実現するためのデータ分析基盤の整備が求められていました。

EVERRISEは本プロジェクトにおいて、本格的なデータ分析基盤構築の前段階として、現状よく使われているデータを対象に、収集・統合・整形を行う簡易的なデータ統合の仕組みの開発を支援しました。これにより、データ活用の環境整備と将来の本格構築に向けた検証の両立に貢献しました。

本プロジェクトを進められた、経営企画部 企画総務グループマネージャーの今泉佐和子さまに、プロジェクトの課題背景やEVERRISEを選んだ理由について伺いました。

課題背景

―― まず、東京ガスリブソリューションズの事業について教えてください。

今泉さん
東京ガスリブソリューションズは、2019年3月に東京ガスの子会社として設立されました。モノ・サービス・エネルギーを組み合わせた新規事業の創出を行い、新規事業を運営する子会社の運営管理や支援を行っています。

現在は、子会社であるヒナタオエナジーとスミレナの2社の運営・支援を主に行っています。ヒナタオエナジーでは電気・ガスの小売事業や太陽光エネルギーサービス事業を、スミレナでは住宅設備を月々定額で利用できるリフォームサービスを提供しています。

―― 今泉さんの業務内容について教えてください。

今泉さん
私は経営企画部に所属し、主にヒナタオエナジー・スミレナの事業運営支援と基盤提供を担当しています。基盤提供の中では、総務・人事・経理に加え、IT・OA関連機能やデータ管理も担当しており、その中でデータ基盤の整備が課題になっていました。

解決したい課題

―― データ基盤の整備によって、最終的にどのようなことを目指していたのでしょうか。

今泉さん
データを1か所に集約して分かりやすく可視化し、データドリブン経営を実現することを目指していました。

当社は既存の販売モデルにとらわれず、新規事業を素早く創出・提供していく会社です。そのためにはさまざまなデジタルツールを使いこなし、そこで発生したデータをもとに改善や運用、意思決定を行う必要があります。また、ツールや事業ごとのデータを個別に見るのではなく、全事業を横断したデータを分析し、経営状況を正確に判断できるようにしたいと考えていました。

しかし、当社と子会社3社ではデータがバラバラに管理されており、事業ごとに見られる経営指標も異なっていました。そのため、事業横断で経営状況を判断することが難しく、手作業で分析をしようとしても、必要なデータを集めるだけでかなりの時間がかかっていました。月に一度、各社の会計データなどを集計して確認していましたが、作業自体に4〜5時間ほどかかっていました。まとまった作業時間を取りにくいため、着手してから完了までに1日から1日半かかってしまうこともありました。

さらに、各システムのデータが個別管理されていて、まさにデータのサイロ化が起きていました。データのレイアウトや保存場所が頻繁に変わることもあり、確認作業の負担も大きかったです。

そのため、本格的なデータ基盤構築の前段階として、まずは3社間のデータ収集の流れを整理し、データ収集から整形までの工数削減を実現することを目的に、このプロジェクトを進めました。

施策・支援内容

―― EVERRISEの支援内容について教えてください。

今泉さん
EVERRISEには、要件定義とデータ整形・変換を行うスクリプトの開発を担当していただきました。

当社はまだ事業の成長段階にあり、本当に統合すべきデータ項目の選定や、今後どの程度データ量が増えるかの予測が難しい状態でした。そのため、まずは簡易的なデータ統合の仕組みを構築して運用し、実際にデータ活用が可能かどうかを検証する進め方を提案していただきました。具体的には、現在運用しているデータに対象を絞り、1か所のクラウドストレージに集約し、アップロードされたデータを整形して活用する仕組みを構築していただきました。

また、継続的にかかるコストを抑えるために、安価な環境とメンテナンス性を重視した設計にしていただきました。

加えて、現場の担当者が使い慣れている環境をできるだけ維持するため、アウトプットの形式をCSVにし、Excelなどで表示・分析ができるようにしていただきました。新しい仕組みを現場が無理なく受け入れられるように配慮された提案だったと思います。

使用技術(例)

データ整形・変換処理データ収集・統合クラウドストレージ活用

成果・導入効果

―― 今回のシステム構築によって、どのような成果が得られましたか。

今泉さん
これまで4〜5時間かかっていたデータ集計作業を、30分から1時間程度まで削減することができました。ほかの業務の合間でも集計作業が行えるようになり、工数面では大きな改善がありました。

また、データが共通化され、格納場所が1か所に固定されたことで、データの不明点について担当者に確認したり、必要なデータを探したりする手間を大幅に減らすことができました。工数削減だけでなく、毎月データを探さなければいけないという心理的な負荷が軽減されたことも大きかったです。

さらに、データが整形されることで重複などがなくなり、より正確なデータを使えるようになったことも成果の一つだと感じています。

EVERRISEを選んだ理由

―― さまざまなツールや企業を検討する中で、EVERRISEを選んだ理由を教えてください。

今泉さん
データ活用に関するツールやサービスは本当にたくさんあるので、MAツール、BIツール、CDPなど、さまざまな会社にヒアリングをしていました。プロジェクトメンバーとデータの整理はしていたものの、それをどう実現するか、どのツールが最適か、バラバラになっているデータをどう管理していくべきか、また会社の規模やデータ量がまだ大きくない段階でどう投資すべきか、悩んでいました。

そうした中でEVERRISEのデータ活用セミナーを見つけて参加したのがきっかけです。セミナーの中で「システムやツールを導入する前に、まずデータが整っていることが大切」というお話がとても印象に残り、終了後すぐに相談しました。

実際に相談してみると、他社はツールの説明が中心だったのに対し、EVERRISEは当社が本当に実現したいことを丁寧にヒアリングしたうえで、それならこういう進め方が良いのではないかと提案してくれました。

単にツール導入を勧めるのではなく、当社にとって最適な解決策を一緒に考えてくれる姿勢が信頼できると感じ、開発を依頼することにしました。

今後の展望

―― 今後の展望について教えてください。

今泉さん
最初のステップであるデータ整備ができてきたので、次はデータの可視化や分析をさらに強化していきたいと考えています。現在はBIツールにデータを取り込み、グラフなど見やすい形で表示する取り組みを進めています。

もう一つは、システム間の自動連携です。現状ではデータのアップロードなどに手作業がまだ多く残っています。分析レポートの形式が頻繁に更新されている段階であることや、自動化にかかる工数も踏まえて、システム間の自動連携は次期フェーズで進める計画にしています。今回の仕組みによって工数は大きく削減できましたが、まだ事業会社側のスピード感には十分に追いつけていないと感じています。自動化を進めることで、データの可視化までの時間をさらに短縮したいです。

また、事業会社側のメンバーもすぐにデータを見られる環境を作り、新規顧客獲得の施策などにも活かしてもらいたいと考えています。

さらに、データ活用においては文化づくりも重要だと感じています。EVERRISEのセミナーで、データ活用を進めるには文化や組織づくりが大切だという話があり、とても印象に残っていました。

実際に今回のプロジェクトを通じて、その重要性を強く実感しています。今はデータの大切さやデータ管理の考え方を教育していく取り組みも進めており、社内全体でデータを何に使うのかを自分ごととして考える文化の基盤を作っていきたいと考えています。

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