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AdTech Development by EVERRISE

アドテク開発複雑さに、
システム開発の力で寄り添う。

アドテクとは、デジタル広告の配信・計測・最適化を支える技術基盤の総称です。DSP・SSP・DMP・AdServerの構築から広告業務システム全般まで、アドテク領域で20年の開発支援に携わってきたSIerとして、貴社の状況に合わせた改善のご提案・伴走をいたします。

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Scope of AdTech

EVERRISEが対応するアドテクの範囲

EVERRISEはアドテクの狭義(DSP/SSP/DMP/AdServer等のコアシステム)から広義(広告業務システム全般)まで、アドテク領域の全域をカバーします。2006年7月の創業以来、アドテクを軸にシステム開発を支援してきました。

狭義のアドテク

コアシステム開発

広告配信に直接関わる主要プラットフォームの設計・開発・保守運用を担います。高トラフィック・低レイテンシが要求される複雑なシステムも対応可能です。

DSPSSPDMPAdServer周辺サービス全般
コアシステムの種類を見る
狭義のアドテク:コアシステム構成図RTBを中心に、DSP・SSP・DMP・AdServerが連携する狭義のアドテク構成RTBExchangeDSPSSPDMPAdServer
広義のアドテク

広告業務システム全般

広告主が予算を確保してから、エンドユーザーに広告が届くまでの全プロセスに関わるシステムを対象とします。業務効率化・データ活用・自動化を総合的に支援します。

媒体管理システム入稿・審査ツールレポーティング基盤受発注管理計測・分析基盤
広告業務フローを見る
広義のアドテク:広告業務フロー図(モバイル版)広告主→代理店→制作会社→配信システム→媒体社→オーディエンスに至る広告ビジネス全体のフロー広告主予算・素材代理店プランニング制作会社クリエイティブ配信システムDSP / SSP / Ad媒体社掲載・表示オーディエンス広告接触コンバージョン

For Your Business

貴社の業種に合わせた支援内容をご覧ください

該当する業種をクリックすると、課題・解決策・実績をまとめたセクションに移動します。

セグメント01 広告代理店向け

「システムの迷宮」を解きほぐし、業務の構造を作り直す

営業・プランニング・運用・効果測定・請求管理まで、各フェーズで複数システムが独立稼働しているケースも多く見られます。EVERRISEは、貴社のご状況をうかがいながら、データ連携や業務自動化のご提案・開発支援を行っています。

OVERVIEW — 現状

代理店業務に見られる「システムの迷宮」

営業・プランニング・制作・媒体購買・効果測定・請求管理など、各フェーズで異なるツールが使われているケースが多く見られます。大手総合代理店からデジタル専業まで、業界全体で議論されているテーマです。一例として、以下のようなシステム構成をご相談いただくことがあります。

営業・案件管理
Salesforce/HubSpot/Excel管理台帳
メディアプランニング
独自Excel/MediaOcean/Advantage
デジタル広告入稿・運用
Google Ads/Meta/DV360/Yahoo!/LINE Ads
クリエイティブ管理
Dropbox/Box/Drive/DAMシステム
効果測定・レポーティング
GA4/Adobe Analytics/Tableau/Looker
見積・請求・経費
SAP/freee/弥生/自社ERP
社内コミュニケーション
Slack/Teams/メール/FAX

これらは時代や担当部署ごとに個別導入された経緯があり、データ形式・管理主体・認証方式が統一されていないケースも見られます。結果として、同じ情報を複数システムへ二重・三重に入力するご状況のご相談をいただくことがあります。EVERRISEでは、このような環境からの段階的な改善のご支援を行っております。

CHALLENGE — 課題

ご相談の多い5つのテーマ

  1. データの分断による「情報の孤島」化

    案件情報がCRM・メール・Slack・Excel媒体計画書・各媒体の管理画面に散在しているケースをよくお見かけします。担当者交代時の引き継ぎ工数や、過去案件データの再活用がしにくいというご相談をいただくことがあります。

  2. 月次・週次レポート作業の属人化と工数

    各媒体のCSVダウンロード→Excel貼付→マクロ整形→PowerPoint転記、を毎週・毎月繰り返されている現場も多く拝見します。クライアント別フォーマットの違いで自動化が進みにくい、というお悩みもよくいただきます。

  3. 見積〜発注〜請求の「金額ズレ」リスク

    媒体計画書・発注書・見積書・請求書間で数字の整合が取りにくいというご相談を伺うことがあります。運用型広告は予算が動的に変動するため、着地金額の管理が難しいというお声も少なくありません。

  4. 媒体横断でのパフォーマンス比較

    Google・Meta・Yahoo!・TikTok・テレビ・OOHを跨ぐキャンペーンで、統一指標のROI比較や予算最適化を行いたいというご要望を多くいただきます。データの名寄せ・統合の自動化に関するご相談も増えています。

  5. 承認フロー・ガバナンスの整備

    大型案件の見積提出・社内発注承認・媒体社発注確定がメールや口頭で進むケースもあり、「誰がいつ何を承認したか」を残したいというご要望をいただくことがあります。コンプライアンス対応や監査対応の観点からも、ご相談が増えている領域です。

SOLUTION — 解決策

EVERRISEがご提案できる4つのアプローチ

解決策は大きく4つのアプローチに整理できます。代理店様の規模・体制・優先度に応じて、組み合わせてのご提案も可能です。

アプローチA — 最も現実的

「ハブ&スポーク型」連携基盤の構築

既存システムを残しつつ、中央データハブ(iPaaS/DWH)を新設して各システムをAPI接続。MuleSoft・Boomi・Zapier等で主要システムをSnowflake/BigQueryに集約し、BIで可視化する構成が現実解として多く採用されています。

メリット
既存システムへの影響が最小限・段階拡張可能・短期で成果
デメリット
マスターデータの所在が曖昧化/連携複雑性がiPaaSに移転

アプローチB — 業界特化パッケージ

特定業務領域の「垂直統合」パッケージ導入

代理店業務に特化したパッケージで業務領域を一気通貫で置き換える。MediaOcean(Prisma)、Salesforce Marketing Cloud + Datorama、Operative(Adpoint)、国内SIer製の代理店向け基幹システム等の導入実績があります。

メリット
業界知識が組み込み済み・ベンダーサポートあり・即戦力
デメリット
日本特有の商習慣にカスタマイズ限界/ライセンスコスト高

アプローチC — 完全内製化

フルスクラッチでの統合システム開発

既存を全廃し、業務フロー全体をカバーする自社システムをゼロから開発。一定規模以上の代理店、またはシステムを競争優位に置く企業向け。キャンペーン・クライアント・媒体をマスターとするデータモデル設計が成否を分けます。

メリット
業務フローに完全フィット・データ一元化を最も徹底できる
デメリット
開発・運用コスト膨大/要件定義の失敗リスクが高い

アプローチD — 即効性が高い

AI・自動化ツールによるプロセス自動化

システムを作る・繋げる前に、繰り返し業務をRPA・AIで処理。レポート自動生成、予実アラート、見積・発注書の自動生成、AIによるクリエイティブパフォーマンス分析などが代表例です。

メリット
既存に手を入れず数週間〜数ヶ月で工数削減・ROI見えやすい
デメリット
データ分断は未解消/RPAはUI変更で壊れる脆さあり
EVERRISEのスタンス ― いずれのアプローチでも、「IT部門だけで進め、現場のプランナーや営業が要件定義に参加しない」状態だと、せっかくの仕組みが活用しきれないことがあります。EVERRISEは現場業務のヒアリングから業務プロセスの整理・標準化までを技術設計と並走させながら、貴社の代理店オペレーションをシステムに自然に落とし込むご支援を行っています。

主な支援実績

  • 株式会社電通デジタル 事例

    広告

    株式会社電通デジタル

    生成AIを活用したスピーディな開発体制の構築|AI駆動開発・PM支援事例

    生成AIを活用し、電通デジタルの高速な開発サイクルへのスピーディな伴走を実現。

    • 広告
    • 生成AI
    • オフショア
    • PM支援
    • ITコンサルティング
    詳しく見る
  • 株式会社CARTA COMMUNICATIONS 事例

    広告

    株式会社CARTA COMMUNICATIONS

    広告業務効率化システムの開発支援により月間レポート作成数が50%増加

    Snowflakeを活用したレポート生成で、レポート作成数が50%増加。

    • Snowflake
    • AWS
    • アドテク
    詳しく見る

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セグメント02 大手媒体社向け

収益の構造改革と広告業務基盤の再構築を担う

新聞社・テレビ局・大手ポータル・ニュースサイト等の大手媒体社では、運用型広告のコモディティ化・広告メニューの多様化・基幹システムの分断などが議論されることが増えています。EVERRISEは、貴社の状況に合わせて、収益改善とシステム両軸での開発支援をご提案いたします。

OVERVIEW — 現状

媒体社を取り巻く環境変化

大手媒体社では、かつての「枠を売れば売れた」時代から、運用型広告のコモディティ化やプラットフォーマーへの広告費集中といった環境変化への対応が議論されています。AdSense・Meta広告に代表されるオークション型運用広告が収益の柱になった時期もありましたが、現在は以下のようなテーマがよく話題に上ります。

Cookie規制・プライバシー強化
ターゲティング精度の低下とCPMの下落
ヘッダービディングの普及
Google主導のオープンビディングで在庫の価格決定権が媒体社から離脱
広告費のプラットフォーマー集中
Google・Meta・TikTok等への集中で純広・タイアップ需要が相対的に低下
高単価メニューのスケール限界
記事広告・タイアップは営業/制作コストが高く拡大しにくい

一方で扱う広告商品(純広バナー・記事広告・動画・メルマガ・イベント協賛・データ活用型・SNS連動)は増えており、それぞれで異なるシステム・ワークフロー・担当部署を運用されているケースも見られます。商品の多様化とオペレーションの複雑化への対応について、ご相談をいただくことが増えています。

CHALLENGE — 課題

ご相談の多い4つのテーマ

  1. 運用型広告収益の動向

    サードパーティCookieの段階的廃止に伴うリターゲティングCPMの動向や、ニュース系媒体でのCookieマッチ率の変化についてご相談をいただくことがあります。広告主のブランドセーフティ意識の高まりによるキーワード除外の影響、Google AdManager経由のレベニューシェアの透明性向上など、自社在庫の価値把握に関するテーマも増えています。

  2. 広告メニューの複雑化と統合管理

    純広バナー・記事広告/タイアップ・動画(インストリーム/アウトストリーム/リワード)・メルマガ/プッシュ通知・イベント協賛・1stパーティデータ活用型・SNS連動と多様化する中で、「どの枠が・いつ・誰に・いくらで売れているか」をリアルタイムで把握したいというご要望をいただきます。純広はGAM、記事広告はExcel+メール、イベント協賛は営業の手元スプレッドシート…という分断状態の改善ニーズが多くお寄せられます。

  3. アドサーバーと基幹システムの連携

    SFA(Salesforce)→ GAM(在庫予約)→ 稟議(Excel)→ 入稿(メール添付+GAM手動)→ 配信/効果測定(GAM/GA4)→ レポート(PowerPoint/Excel)→ 請求(SAP/弥生)といったフローで、同じ案件情報を 5〜6回 異なるシステムへ手入力されているケースもあります。請求ミス・掲載漏れ・工数の改善について、ご相談いただくことが多いテーマです。

  4. 1stパーティデータの活用

    媒体社は閲覧履歴・会員属性・購読行動という資産をお持ちですが、データが会員DB・CMS・行動ログ・決済システムに分散していて、広告活用に繋ぎきれていないというご相談をいただくことがあります。データクリーンルーム(Google Ads Data Hub・Amazon Marketing Cloud等)の活用についても、ご検討段階のお問い合わせが増えています。

SOLUTION — 解決策

収益改善とシステム基盤、両輪でのご提案

媒体社様向けには「収益を上げる打ち手」と「システムを整えるアプローチ」の両軸で、貴社の状況に合わせたご提案をいたします。

A. 収益改善の打ち手

打ち手① — 単価向上

Direct Deal(プログラマティック直取引)の強化

運用型オークション依存をやめ、PMP(プライベートマーケットプレイス)・PG(プログラマティックギャランティード)取引を代理店・広告主と直接設定する比率を高めます。媒体読者属性が広告主ターゲットと一致する場合、オークション単価の 2〜5倍のCPM 設定事例も。GAM上でのDeal設定とDV360・The Trade Desk等のDSPとの接続が鍵となります。

打ち手② — 標準化

高単価メニューの「プロダクト化」

記事広告・タイアップを都度カスタムから標準パッケージへ。「3記事+SNS拡散+1ヶ月データレポート」のようにスコープと価格を固定化し、営業提案工数を削減しつつ受注単価を安定化。CMS/プロジェクト管理ツールと制作フローを連携させ、制作進行の工数も削減します。

打ち手③ — 新規収益源

1stパーティデータの広告商品化

2段階で実装:第1段階=GAMオーディエンスセグメント機能+自社データでDirect Deal販売/第2段階=CDPでユーザーデータを統合し、データクリーンルーム経由で広告主と安全にデータ連携。広告主の顧客データと媒体ユーザーデータの突合により 「未発見の既存顧客」へのリーチ を提供できます。

打ち手④ — リスクヘッジ

収益ポートフォリオの多角化(脱・広告依存)

サブスクリプション・有料会員・コマース・イベント・ライセンス等、非広告収益の柱を育てます。短期の広告収益落ち込みを補う手段ではなく、広告システム効率化でコストを下げながら中長期で収益構造を変える戦略として位置づけます。

B. システム課題の解決アプローチ

アプローチA — 最優先

受発注〜請求を繋ぐ「広告業務ハブ」構築

営業〜受注〜入稿〜配信〜請求の一連を中間ハブで繋ぐ、最も即効性の高いアプローチ。Salesforce(既存SFA)をマスターに据え、GAMとAPIで双方向連携、SAP等の請求システムへもデータ連携を自動化。前述の 「5〜6回の手動転記」をゼロ にし、請求ミスと工数膨張を一掃できます。

メリット
既存資産を活かしつつ即効性/費用対効果が高い
デメリット
API設計・運用設計に広告業務知識が必須

アプローチB — 可視化

広告在庫の統合ダッシュボード構築

純広バナー・記事広告・動画・メール等すべての広告在庫と受注状況を一元把握。GAMのAPI・Salesforceデータ・社内Excel(CSV取込)をBigQuery等のDWHに集約し、Looker Studio/Tableauで可視化。在庫重複販売の防止と営業提案精度の向上を同時に実現します。

メリット
既存システムを壊さず実装可能/提案精度向上
デメリット
データ取込ジョブの運用設計が必要

アプローチC — 自動化

レポーティングの完全自動化

GAM/GA4のAPIから広告主・代理店向けレポートを自動生成。Looker Studio連携は無料で実現可能。クライアントごとのフォーマット差はテンプレートエンジン(Python+PowerPoint/PDF生成)またはSalesforceレポート機能で対応。月次レポート作成工数20〜30時間/人を削減できれば、年間 数百万円規模 のコスト削減が見込めます。

メリット
短期間でROIが出やすい/属人化を解消
デメリット
クライアント別フォーマット要件のヒアリングが鍵

アプローチD — 中長期

CDP導入による1stパーティデータ基盤整備

中長期の収益改善のため、自社ユーザーデータを広告活用できる形に整備。Treasure Data・Segment・Adobe Experience Platform等が定番。最初から全社導入ではなく「会員DB+行動ログの統合」という最小スコープから始め、作ったオーディエンスをGAMに連携してDirect Dealで販売できる状態を作るのが現実解です。

メリット
新規収益源として持続性が高い
デメリット
専門人材・継続的な運用体制が必要

アプローチE — 限定的

基幹統合システムのフルスクラッチ開発

GAM・SFA・請求・在庫管理・レポーティングを統合する自社システムをゼロから開発。海外ではThe Guardian・New York Times等の事例がありますが、 数十億円規模の投資 とアドテク専門のエンジニア組織が前提。アドテク能力を競争優位として明確に位置づける、ごく一部の媒体社のみが選択肢に入るアプローチです。

メリット
業務に完全フィット/競争優位の源泉化
デメリット
投資規模・要件定義リスクが極めて大きい
EVERRISEのスタンス ― どのフェーズでも、現場の営業・広告オペレーション担当の方々と一緒に要件を整理させていただくことを大切にしています。アドサーバーと基幹システムの連携設計は技術的難易度が高く、広告業務の知識と並行して進める必要がある領域です。EVERRISEは技術設計と業務プロセス整理を並走させながら、媒体社様の業務知見をシステムに自然に落とし込むご支援を行っています。

主な支援実績

  • 日本テレビ放送網株式会社 事例

    メディア・エンタメ

    日本テレビ放送網株式会社

    伴走しながら、データ基盤のコスト最適化を実現

    データ基盤のスリム化により、最適なコストでの運用を実現。

    • データ基盤
    • AWS
    • 生成AI
    詳しく見る

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セグメント03 動画メディア向け

レガシーと細分化を解きほぐし、動画アドテクを一本化する

TVer・各局見逃し配信/OTT/CTVアプリ/YouTubeチャンネル等、動画メディアのアドテクは、デバイス・プレイヤーごとにスタックが分かれているケースも見られます。SSAI・視聴データ統合・CTV対応など、動画エンジニアリングとアドテクの両軸で、貴社の現状に合わせた基盤整備のご提案・開発支援をいたします。

OVERVIEW — 現状

動画メディアを取り巻く環境

テレビ局のTVer・見逃し配信、新聞社・出版社系の動画チャンネル、YouTube等のUGCに乗るメディア、独自OTT、そしてCTV(Connected TV)展開まで、プレイヤー形態と収益モデルは多岐にわたります。ご相談を伺っていると、共通して以下のようなテーマが話題に上ることが多くあります。

動画CPMの高さと配信複雑性
ディスプレイ広告比でCPMは高いが、配信の技術的複雑性も桁違いに高い
視聴環境の分散
PC/スマホ/タブレット/CTV(スマートTV・Fire TV・Apple TV等)でアドテクスタックが別々
放送×デジタルの二重構造
リニアTV由来のシステムとデジタル由来のシステムが並存し、連携されていない
FASTの台頭
Free Ad-Supported Streaming TVが伸びる一方、国内で対応できる技術基盤を持つメディアが少ない

CHALLENGE — 課題

ご相談の多い6つのテーマ

  1. デバイス・プレイヤー間でのアドサーバー連携

    Web向けはGAM(Video)でVAST/VMAP配信、iOS/AndroidアプリはGAM+IMA SDK+SKAdNetwork/ATT対応、CTVはSpotX(現Magnite)・FreeWheel・SpringServe等を併用、YouTubeチャンネルはGoogleエコシステムで完結…と、配信基盤が分かれているケースが多く見られます。「番組コンテンツ全体での広告収益を一元的に把握したい」というご相談を伺うことがよくあります。

  2. SSAI(サーバーサイド広告挿入)の実装

    AWS MediaTailor/Harmonic SSAI/Yospace/Wurl等の導入は動画エンコード・トランスコードのパイプラインと密接に絡むため、アドテクと動画エンジニアリングの両面のご検討が必要になります。SCTE-35マーカー/キューポイントの埋め込み、CMS/動画配信基盤/アドサーバーの連携設計などについて、ご相談をいただくことが増えています。ライブ配信(スポーツ・ニュース)や、テレビ局系の放送系スイッチャー・MAシステム連携も対応事例があります。

  3. 視聴データとコンテンツデータの統合

    プレイヤービーコン(再生開始・四分位点・完了)と広告インプレッション/クリックデータを統合したいというご要望や、CMSのコンテンツメタデータ(ジャンル・出演者・放送回・シリーズ)と広告配信システムを連携して「ドラマ最終回直前」「決勝戦中」のコンテキスト広告を販売したい、というご相談を伺います。視聴完了率・直帰率・リピート視聴データを広告効果測定に活かす仕組みづくりも、ご相談の多い領域です。

  4. 動画広告の在庫管理と収益予測

    動画広告の在庫は 「コンテンツの視聴回数×広告枠数」 という動的変数で変わるため、保証型Direct Dealでのオーバーブッキングや、プログラマティックでのフロアプライス最適化に関するご相談を伺うことがあります。コンテンツ別・デバイス別の収益貢献度を可視化し、コンテンツ投資の意思決定に広告データを活かす仕組みづくりも、よくご相談いただくテーマです。

  5. 第三者計測・ブランド計測への対応

    ニールセン・IAS・MOAT・DoubleVerify等のSDK/ピクセル実装は、動画プレイヤー対応がディスプレイより複雑になりがちです。特にCTV環境ではS2S連携や独自SDKの組み込みが必要なケースもあり、対応設計のご相談をいただくことがあります。広告主側ダッシュボードとGAMレポートの数値乖離の整理など、運用面のご相談も増えています。

  6. CTV(Connected TV)への対応

    2023年以降スマートTV・Fire TV・Apple TV経由の視聴が伸びており、CTV対応のご検討段階のお問い合わせをいただくことが多くなっています。Webとは別SDK/CTV対応エンドポイント/デバイスIDベースのターゲティング基盤(LiveRamp・Unified ID 2.0等)など、整備したい範囲をうかがいながら、貴社の状況に合わせたご提案をいたします。

SOLUTION — 解決策

動画アドテク基盤の整備に向けた5つの選択肢

「全システム連携の中間層を作る」「全部入りの新システムをまるごと作る」の二択ではなく、収益インパクトと実装難易度から段階的に組み合わせるご提案も可能です。貴社の状況に合わせて最適な進め方をご一緒に検討いたします。

アプローチA — 最優先

動画アドテクの「統合オーケストレーション層」構築

フルスクラッチで統合システムを作るのではなく、既存のGAM・CMS・視聴ログ基盤・請求システムをAPIで繋ぐ中間層を整備。CMSのコンテンツメタデータ/GAM+SpringServe(CTV)の配信データ/プレイヤービーコン(BigQuery)をユーザーID・コンテンツID・広告IDで突合し、Looker/Tableauで「コンテンツAの視聴完了率と広告収益の相関」「デバイス別CPM比較」「来月の在庫予測×受注残」を一画面で可視化します。

メリット
既存資産を活かしつつ即効性/費用対効果が高い
デメリット
スキーマ設計とID統合の前提整備が肝

アプローチB — 段階展開

SSAIの段階的導入

一度に全環境へ展開せず、収益インパクトの大きいコンテンツ・デバイスから順に展開。Phase 1:視聴数の多いVODのWeb/スマホアプリにAWS MediaTailor+SCTE-35マーカー整備/Phase 2:CTVアプリへSpringServe・FreewheelのCTV対応SSAIを評価導入/Phase 3:ライブ配信(スポーツ・ニュース)への展開で遅延管理とキューポイント精度を担保。

メリット
アドブロック耐性向上/視聴体験のシームレス化
デメリット
エンコードPipeline・MA連携で動画エンジニア工数が必要

アプローチC — 新規収益源

CTVアドテクスタックの専用整備

CTVは通常のWebアドテクとは別物として扱い、専用スタックを構築。アドサーバー:GAMのCTV機能の最新化または補完的にSpringServe/Freewheelを導入/IDソリューション:Unified ID 2.0(UID2)のCTV対応またはLiveRamp ATSによるCookie非依存ターゲティング/SSP連携:Magnite・Index Exchange・OpenXのCTV向けSSPとPrebid経由でヘッダービディング設定。CTV枠をプログラマティックに参加させつつ、Direct Dealでの高単価販売も両立させます。

メリット
高CPMポテンシャルのCTV在庫を本格収益化
デメリット
SDK・S2S連携・ID基盤の継続的な運用が必須

アプローチD — 商品化

コンテンツインテリジェンス基盤の構築

CMSのコンテンツメタデータと視聴・広告データを統合し、コンテンツ価値を定量化して広告商品に転換。ジャンル/出演者/シリーズ/視聴完了率/リピート視聴率をコンテンツIDと紐づけてDWHに蓄積し、「視聴完了率80%以上のコンテンツ内枠」「特定ジャンルファン層へのリーチ保証型商品」として広告メニュー化。運用型の低単価オークションから直接販売の高単価メニューへのシフト を促します。

メリット
ターゲティング精度向上/高単価メニュー創出
デメリット
CMS/視聴ログ/GAMのID統合が前提

アプローチE — 限定的

動画アドテク統合プラットフォームの自社開発

GAM・SSAI・視聴ログ・在庫管理・請求のすべてを包含する統合システムをフルスクラッチで開発。大手テレビ局系OTTやリニアTV×デジタル融合を本気で進める事業者向け。海外ではNBCUniversal(Peacock)・Disney(Disney+/Hulu)が独自スタックを開発・運用し、リニアTV的な「番組単位での保証型販売」とデジタルの「オークション配信」を同一基盤で扱う Advanced Advertising が競争優位の源泉になっています。

メリット
放送×デジタル横断の差別化が可能
デメリット
投資規模・要件定義リスクが極めて大きく国内では限定的
EVERRISEのスタンス ― 動画メディアのアドテク整備では、「動画エンジニアリング」と「アドテク」両方の知識 を組み合わせることがポイントになります。エンコード・CDN・プレイヤー開発と、ヘッダービディング・フロアプライス最適化、それぞれの知見を持ち寄ることで、SSAI実装などの難所をスムーズに進められるケースが多くあります。EVERRISEは動画配信基盤とアドテクの両面でご支援できる体制を整えており、貴社の状況に合わせた一気通貫のご提案・開発をいたします。

主な支援実績

  • スカパーJSAT株式会社 事例

    メディア・エンタメ

    スカパーJSAT株式会社

    広告プラットフォーム構築

    広告データ基盤DMPによる高精度なターゲティングを実現。

    • 広告プラットフォーム
    • DMP
    • ターゲティング
    詳しく見る
  • 合同会社DMM.com 事例

    メディア・エンタメ

    合同会社DMM.com

    アドサーバー開発

    広告主とエンドユーザー双方に最適な広告コントロールを実現。

    • アドサーバー
    • 広告配信
    • 最適化
    詳しく見る

その他の支援実績

  • TVer DATA Marketing

動画メディア・DOOHプラットフォームのアドテク開発についてのご相談・お問い合わせはこちらから

お問い合わせ

セグメント04 配信事業社向け

エージェンティック広告時代へ、RTB基盤を進化させる

DSP・SSP・アドネットワーク・DMP・独自アドサーバーを持つ配信事業社では、LLM/エージェンティック広告・Cookieレス・CTV対応など、新しい技術トレンドへの対応が議論されています。EVERRISEは、非同期エージェント設計や段階的API化など、貴社の状況に応じた開発アプローチをご提案いたします。

OVERVIEW — 現状

配信事業社が直面する技術的な転換期

広告配信事業社は過去10年でRTB・プログラマティック・ヘッダービディングといった波をくぐり抜けてきました。2024〜2025年にかけては、これまでとは質的に異なる技術転換も話題に上るようになっています。代表的なのが エージェンティック広告 ── LLMベースのAIエージェントが広告主に代わってキャンペーン設計・入札・クリエイティブ生成・最適化・レポーティングを自律実行する概念で、Performance Max・Advantage+がその先行実装として注目されています。一方、国内事業社からは以下のようなご相談を伺うことが増えています。

既存基盤の保守と新規開発のバランス
低レイテンシ維持・インフラ運用・障害対応にリソースが集中しがち
新技術の優先度判断
LLM/エージェント技術について何をどこから着手すべきかのご相談
グローバル動向との比較検討
Google・Meta・TTD等の動向を見据えた打ち手のご相談
「攻めの開発」への移行
Cookie廃止対応・プライバシー規制・ID連携と並行して、新機能開発にも踏み出したいというご要望

CHALLENGE — 課題

ご相談の多い5つのテーマ

  1. エージェンティック広告のアーキテクチャ設計

    従来のRTBは「1リクエスト・数十ms・単一入札判断」のアーキテクチャでした。エージェンティック広告では マルチターン意思決定LLM推論の組み込みFunction Callingフィードバックループ といった要素が新たに加わります。ML/LLM/アドテクの3領域にまたがる設計が必要になるため、どこから着手すべきか整理したいというご相談を伺っています。

  2. リアルタイム入札とLLM推論のレイテンシ設計

    RTBのビッドレスポンスは通常 100ms以下、一方GPT-4/Claude/Gemini等のLLM API応答は数百ms〜数秒というギャップがあります。オフラインバッチで結果を反映する 「非同期エージェント」設計 や、GPUインフラ/API課金コストとの採算設計について、設計段階のご相談をいただくことが増えています。

  3. クリエイティブの動的生成・最適化

    次世代DCOではLLMによるリアルタイムコピー生成、画像生成AI(Stable Diffusion/DALL-E/Imagen)によるビジュアルパーソナライズ、生成物のブランドセーフティ・薬機法・景表法チェックの自動化など、新しい要素が組み合わさります。クリエイティブ管理をアドサーバー側と繋ぎ、AI動的生成ループに組み込みたいというご相談をいただくことがあります。

  4. 1stパーティID・クリーンルームへの対応

    Cookieレス時代の打ち手として、Unified ID 2.0(UID2)/RampID等のオープンID組み込み、データクリーンルーム(ADH/Amazon Marketing Cloud/InfoSum)連携、コンテキスチュアルターゲティングのML化など、機械学習・セキュアコンピューティング・自然言語処理との掛け合わせ領域でのご相談を伺うことが増えています。

  5. レガシー基盤と新機能開発の両立

    基幹入札システムはC++/Go/Javaで書かれた低レイテンシ特化のモノリシック構成が多く、性能面では合理的な反面、新機能追加・AIモデル組み込み・外部API連携を加えたい際の設計について、ご相談をいただくことが多くあります。新入札戦略のA/Bテストやマイクロサービス化の進め方など、段階的な打ち手のご提案も対応事例があります。

SOLUTION — 解決策

EVERRISEがご一緒できる6つのアプローチ

「コア入札を書き直す/全部内製で追いかける」だけが選択肢ではなく、リアルタイム制約とLLM推論を疎結合で繋ぐ非同期設計や、組織的な学習速度を上げる打ち手など、段階的なご提案が可能です。

アプローチA — 設計の核

エージェンティック広告の「非同期アーキテクチャ」設計

エージェントをリアルタイム入札ループの外に置き、オフライン層(LLMエージェントがバッチで入札戦略パラメータDBを更新:価格調整係数/セグメント/クリエイティブID)⇒ リアルタイム層(既存RTBエンジンがDBを参照し数十ms以内で入札)⇒ フィードバック層(配信実績・CV データをストリーミング処理でエージェントへ)という疎結合構成。既存RTBに手を入れずパラメータDB経由でエージェントと入札エンジンを繋ぎます。

メリット
レイテンシ問題を回避/既存資産を残しつつ最適化ループを実装
デメリット
パラメータDBのスキーマ設計と更新整合性の運用が肝

アプローチB — 即効性

LLMによる「社内知見の高速化」ツールの先行整備

本番プロダクトに組み込む前に社内業務へLLMを適用し、知見蓄積と即効ROIを両立させます。入札ロジックのコードレビュー自動化(C++/GoのPRをLLM解析)/配信レポートの自然言語解釈(CTR下落の仮説自動生成)/広告主向けナラティブレポート自動生成技術ドキュメントのRAG化(仕様書をPinecone/Weaviateに格納し自然言語検索)。入札本体に触れず3〜6ヶ月でチーム全体のLLMスキルが組織的に蓄積します。

メリット
本番リスクなしで知見と生産性が同時に上がる
デメリット
単発ツールで終わらせず本番展開のロードマップ設計が必要

アプローチC — モジュール化

段階的「入札エンジンのAPI化」

モノリシックを一気にマイクロサービス化せず、新機能が必要な部分から外出し。第1優先:クリエイティブ選択ロジックのAPI化(DCO・AI生成クリエイティブの差込口)/第2優先:入札価格調整係数のAPI化(MLモデル・エージェント推論結果の差込口)/第3優先:オーディエンスセグメント解決のAPI化(UID2・クリーンルーム連携の差込口)。コア書き換えなしにAI/エージェントを外部モジュールとして組み込める構造を作ります。

メリット
レガシー基盤を活かしつつ新技術を順次組込み可
デメリット
境界設計とバージョン管理の規律が成否を分ける

アプローチD — コスト最適化

外部LLM・MLaaS活用による内製コストの最適化

自社学習・運用にこだわらず、用途別に外部APIを戦略的に使い分けます。広告コピー生成=Claude/GPT-4o API(品質・コスト・速度バランス)/入札最適化モデル=自社XGBoost・LightGBM(レイテンシ・制御性)/コンテキスト解析=軽量LLM(Gemma・Llama)の自社ホスト(低コスト・プライバシー)/レポート自動生成=Claude/GPT-4o API(ナラティブ品質)/クリエイティブ審査=ファインチューニング済み分類モデル。

メリット
用途特化で速度とコストを両立/立ち上げが速い
デメリット
外部API依存リスクと規約変更への備えが必要

アプローチE — 組織設計

「エージェント専任チーム」の小規模先行設置

既存チームの保守責任から切り離した、3〜5名規模のエージェント・AI広告専任チーム を先行設置。理想構成は LLMエンジニア(プロンプト・RAG・Function Calling)1〜2名+MLエンジニア(入札最適化・特徴量設計)1名+アドテクエンジニア(既存システム接続・API設計)1〜2名。「6ヶ月で動くプロトタイプ」をミッションにし、有効と判断されてから既存チームへ展開する2段階アプローチを取ります。LLMスタートアップ・大学研究室・海外カンファレンス(AdExchanger/IAB Tech Lab)からの知見インポートも併用。

メリット
既存保守の負担と切り離して学習速度を最大化
デメリット
プロトタイプ後の本流統合プロセス設計が必須

アプローチF — 標準活用

IAB Tech Lab標準への積極的な先行対応

受け身に見えて実は効率的なアプローチ。OpenRTB 3.0/Sellers.json/ads.txt/SIMID等の標準対応により、グローバルの先進事業者の試行錯誤の結晶を取り込み、ゼロ設計の工数を大幅削減できます。グローバルDSP/SSPとの接続性向上で収益機会も広がり、ワーキンググループへの参加で次世代標準の策定段階から知見を獲得できます。

メリット
設計工数削減/グローバル接続性/知見の先取り
デメリット
標準仕様の更新追従と社内浸透の継続運用が必要
EVERRISEのスタンス ― 一つご検討いただきたい視点として、「広告主/代理店がAIエージェントを使って入札してくる相手として、自社システムが対応できる設計になっているか」 というテーマがあります。Performance Max・Advantage+は広告主側のエージェントとして機能し始めており、従来「人間が設定する」前提のインターフェースが「AIエージェントがAPIで自律操作する」前提に変わりつつあります。自社DSP/アドサーバーのAPI設計について、EVERRISEではご相談に応じて段階的なご提案をいたします。

主な支援実績

  • 株式会社Geolocation Technology 事例

    広告

    株式会社Geolocation Technology

    アドサーバー開発

    独自のIPアドレスを用いたターゲティング広告配信を実現。

    • アドサーバー
    • IPターゲティング
    • 広告配信
    詳しく見る

その他の支援実績

  • D2C
  • SMN

配信事業社向けのRTBエンジン開発・アドテク基盤強化についてのご相談・お問い合わせはこちらから

お問い合わせ

セグメント05 データプロバイダ向け

「データを売る」から「データを安全に繋げる」基盤へ

DMP・データブローカー・オーディエンスデータ販売事業者・ID解決事業者では、Cookie実質終焉/プライバシー規制/クリーンルーム時代の事業モデル変化への対応が話題になることが増えています。EVERRISEは、技術基盤と組織体制の両面から、貴社の状況に合わせた開発支援をご提案いたします。

OVERVIEW — 現状

データプロバイダを取り巻く環境変化

データプロバイダ事業社(DMP・データブローカー・オーディエンスデータ販売事業者・ID解決事業者等)では、サードパーティCookieの動向やプライバシー規制の強化を受けて、事業モデルの見直しが議論されています。「Cookieで集めたブラウジングデータをセグメントとして販売する」従来モデルについて、以下のようなテーマがよく話題に上ります。

Cookieベースのデータ価値低下
Chromeのサードパーティ廃止方向は不変/SafariのITPでAppleユーザーは既にほぼ取得不可
プライバシー法制の厳格化
個人情報保護法改正・GDPR・CCPAで「とりあえず集める」アプローチが法的リスク化
広告主の1stパーティ重視への転換
自社CDPの活用が加速し、外部データへの依存度を下げる動き
クリーンルームの台頭
ADH/Amazon Marketing Cloud/InfoSum/Habu等が普及し、求められる役割が「データを売る」から「データを安全に繋げる」に移行

こうした環境変化の中で、技術基盤と組織体制の両面から、新たな取り組みのご相談をいただくことが増えています。

CHALLENGE — 課題

ご相談の多い4つのテーマ

  1. データクリーンルームの技術選定

    クリーンルームは「2社以上のデータを生データを見せず安全に分析・突合できる環境」ですが、構築の際には セキュアコンピューティング技術の選定 がポイントになります:TEE(SGX/TrustZone)/秘密計算(MPC)/差分プライバシー(ADHが採用)/ハッシュ化マッチングは、それぞれ実装難易度・処理速度・セキュリティ強度のトレードオフが異なります。さらに クエリ制御とアウトプット管理(k-匿名性/セル抑制/クエリバリデーション)の設計についても、ご相談を伺うことが多い領域です。

  2. クライアントからのデータ取得・連携

    データ形式・スキーマの非標準化:顧客IDの種類(メール/電話/会員ID/Cookieハッシュ/IDFA・GAID)、購買データ粒度、タイムスタンプ形式、文字コードの混在で、クレンジング・名寄せ・スキーマ統一が立ち上げ工数の大きな割合を占めるというご相談を伺います。転送の安全性とガバナンス:数GB〜数十TBの転送方式(SFTP/S3共有/API)の選定や、保持・削除のライフサイクル管理の整備もよくご相談いただきます。クライアント側のリテラシー差:プロジェクト開始時のデータ要件すり合わせの仕組みづくりについても、ご検討いただいているお客様が多くいらっしゃいます。

  3. IDグラフの構築・維持

    IDグラフ(Cookie ID/メール/電話/IDFA・GAID/世帯IDの名寄せDB)の品質維持について、ご相談をいただくことが増えています。SafariのITPによるCookie有効期限 最大7日、ATT後のIDFA取得率の変化、データ規模拡大に伴う更新バッチの処理時間・コスト、UID2・RampID・LiveIntent等のオープンID標準の選定など、整備したい範囲を一緒に整理させていただきながらご提案いたします。

  4. データ品質の保証と説明責任

    クライアントが購入・利用するセグメントの品質(鮮度・精度・収集方法の適法性)の説明性を高めたいというご相談を伺うことが増えています。「30代男性・車興味層」がどのシグナルとロジックで作られたかを示すドキュメントや、収集時期・ソース・更新頻度を追跡する データリネージ管理 の整備、クリーンルーム外の突合対応など、ご状況に合わせたご提案をいたします。

SOLUTION — 解決策

EVERRISEがご提案できる5つのアプローチ

クリーンルームをフルスクラッチで作る前に、既存DWHを活用したレイヤード構築や取込標準化で素早く市場検証する進め方もご提案できます。貴社の状況に合わせて、段階的な選択肢をご一緒に整理いたします。

アプローチA — 中核戦略

クリーンルームの「レイヤード構築」戦略

ゼロからフルスクラッチではなく、既存DWHを活用した軽量実装から段階的に高度化。第1段階:BigQuery Authorized View/Snowflake Secure Data Sharingで「集計クエリのみ許可」する簡易クリーンルームを 1〜3ヶ月 で構築/第2段階:クエリバリデーション・k-匿名性・出力セル抑制のミドルウェア層を追加/第3段階:金融・医療・政府系向けに Azure Confidential Computing/GCP Confidential VM のTEE、もしくはInfoSum・Habuとのパートナー構成へ移行。数億円規模の先行投資なしに市場検証しながら段階投資 できます。

メリット
立ち上げが速い/投資リスクを抑えながら高度化可能
デメリット
第2段階以降のプライバシー制御設計に専門人材が必須

アプローチB — オンボーディング

データ取込パイプラインの「標準化フレームワーク」整備

クライアント別の個別対応をなくすため、転送プロトコル4パターン(S3直接アップロード/SFTP/BigQuery Data Transfer/API)を標準として定義しクライアントに選択させる。IAB Tech Lab標準を参考にした 標準スキーマ をGitHub公開し、Jupyter Notebook/dbtモデルの変換ツールをセットで提供。取り込み後はNULL率・重複率・フォーマット異常・統計外れ値を自動チェックしレポート返却。海外ではこの仕組みでオンボーディング工数を 70〜80%削減 した事例があります。

メリット
スケール可能なオンボーディング/クライアント自走化
デメリット
標準への準拠を求めるため初期の調整コミュニケーションが必要

アプローチC — 鮮度維持

IDグラフの「ポータブル化」とマルチID対応

単一CookieID依存から脱却し、UID2・RampID・LiveRamp ATS 等のオープンIDをIDグラフの基軸に採用しCookieと並列管理。決定論的(メール等)と確率論的(IPアドレス・UA・行動類似性)マッチングを併用し、決定論的IDがない場合でも同一ユーザーを推定。更新サイクルも全IDを毎日更新ではなく、変化頻度の低いIDは週次/高いIDは日次・時次と分けることで 処理コスト削減と鮮度維持を両立 します。

メリット
Cookieレス時代でもID解決精度を維持/コスト最適化
デメリット
複数IDエコシステムへの継続的な追従運用が必要

アプローチD — ガバナンス

データカタログ・リネージ管理の整備

説明責任に応えるため、保有する全データセット・セグメントのメタデータを管理するカタログを整備。DataHub(LinkedIn OSS)・Apache Atlas・Alation・Collibra等が選択肢ですが、国内データプロバイダ規模ではDataHub OSS版+BigQuery/dbt連携が コスト効率の現実解。「このセグメントはいつ/どのソース/どのロジック」が説明可能になり、GDPR忘れられる権利・個人情報保護法の開示請求に対応でき、ソース鮮度低下・マッチ率変化の品質劣化を自動アラートで検知できます。

メリット
説明責任と品質モニタリングを同時に実現
デメリット
メタデータ更新の運用ルール整備が継続的に必要

アプローチE — 事業モデル転換

「データコラボレーション」プラットフォームへの転換

中長期の生き残りは 「データを売る」から「クライアントのデータ活用を支援するプラットフォーマー」 への転換。マネージドクリーンルームSaaS(インフラ・セキュリティ・クエリバリデーションを自社が担い、クライアントはUIから分析)/Look-alikeモデリングのAPI提供(クライアントのシードリストを入力に類似ユーザーを特定/データを手放さずオーディエンス拡張)/クリーンルーム連携アトリビューション(広告主購買データとDSP・媒体配信データを突合しマルチタッチアトリビューション提供)。エコシステムの中心的存在になる打ち手です。

メリット
新規収益源/エコシステム上のポジション強化
デメリット
SaaS運用とサポート体制への組織投資が必要

組織・人材面の解決策

技術アプローチと並行して、組織的な打ち手も不可欠です。

組織① — 専門職設置

プライバシーエンジニアリング職の設置

クリーンルーム設計・差分プライバシー実装・法令対応を一体で担う「プライバシーエンジニア」の採用・育成が急務。国内では希少な人材のため、IAPPのCIPP/E資格取得支援、海外プライバシーエンジニアリングコミュニティ(OpenMined等)からの知見インポートを組み合わせます。

組織② — 支援体制

「データオンボーディングエンジニア」の配置

技術リテラシーが低いクライアントの担当者を伴走支援するロール。クライアントのデータ現状を診断し、自社標準スキーマへの変換を技術的に支援。短期コストですが、継続利用率・プロジェクト成功率を大幅に向上 させる投資になります。

EVERRISEのスタンス ― データプロバイダ事業では、技術整備に加えて 「データを売る」から「データを安全に繋げる」へのケイパビリティ拡張 がご相談のテーマになることが増えています。クリーンルームの実装は「セキュアコンピューティング技術」「クエリ制御設計」「IDグラフ運用」「ガバナンス」が交差する領域で、技術設計・法令対応・営業提案を一体で進められる体制づくりがポイントになります。EVERRISEはアドテク/DMP/クリーンルーム/プライバシーエンジニアリングの横断的なご支援で、貴社の事業モデル拡張を技術面から後押しいたします。

主な支援実績

  • ビデオリサーチ
  • トレジャーデータ

データプロバイダ向けのDMP/CDP・アドテク連携基盤構築についてのご相談・お問い合わせはこちらから

お問い合わせ

AI × AdTech

AI×アドテク:米国先端事例

アドテク先進国の米国では、AIとアドテクの融合により広告配信・クリエイティブ・ターゲティングの全領域が急速に変革しています。EVERRISEはこれらの技術動向をいち早くキャッチアップし、国内向けのアドテク開発に応用しています。

  • AI入札最適化(AI Bidding)

    Google・Metaをはじめ、米国大手アドテクプラットフォームでは機械学習モデルによるリアルタイム入札最適化が標準化。個別ユーザーのCVR予測に基づき、インプレッションごとに最適な入札価格を自動決定します。従来のルールベース入札と比較してROASが平均20〜40%向上する事例が報告されています。

    • 機械学習
    • RTB
    • CVR予測
  • 生成AIによるクリエイティブ自動生成

    米国では生成AI(Generative AI)を活用したダイナミッククリエイティブ最適化(DCO)が急速に普及。ユーザーの属性・行動履歴・閲覧コンテキストに応じて広告バナー・動画・コピーをリアルタイムに自動生成・最適化します。A/Bテストの工数を大幅に削減しながらCTR改善を実現するアドテクソリューションとして注目されています。

    • 生成AI
    • DCO
    • パーソナライズ
  • AIオーディエンスセグメンテーション

    Cookie廃止後の世界を見据え、米国のアドテク企業はAIによるコンテキストシグナル・行動パターン分析でCookieレス環境でも高精度なオーディエンスセグメントを生成する技術を確立。ルックアライクモデリングにAIを組み合わせ、類似オーディエンスの精度を飛躍的に高めています。

    • Cookieレス
    • ルックアライク
    • DMP/CDP
  • 予測分析・アトリビューション高度化

    米国のアドテク分野では、マルチタッチアトリビューション(MTA)とメディアミックスモデリング(MMM)をAIで統合するハイブリッドアプローチが台頭。クロスデバイス・クロスチャネルにわたる広告接触のコンバージョン貢献度をAIが自動評価し、予算配分の最適化を支援します。

    • アトリビューション
    • MMM
    • 予測分析

SaaS Development Record

アドレポ — 広告レポーティングSaaS開発実績

広告レポーティングツール「アドレポ」はEVERRISEが開発を支援した広告効果集計・可視化SaaSで、複数媒体の広告データを一元管理し、レポート作成業務を自動化するシステムです。

  • サービス概要

    アドレポは、Google・Meta・Yahoo・X(旧Twitter)等の複数媒体APIと連携し、広告パフォーマンスデータを自動収集・集計・レポート化するSaaS型アドテクツールです。代理店・広告主のレポーティング工数を大幅に削減し、データドリブンな広告運用を支援します。

    • SaaS
    • 媒体API連携
    • レポーティング自動化
  • 開発の経緯

    アドレポは「レポートの集計をもっと自動化できるのでは?」と考えたEVERRISEが企画・設計・開発したアドテクSaaSです。その後、マーケティング計測分野に強みを持つイルグルム社への事業譲渡が行われ、現在は同社が運営しています。

    • 自社プロダクト開発

Media API Integration

媒体API連携実績

アドテク開発においては、各主要媒体が提供するAPIを活用したデータ収集・入稿自動化・レポーティング統合が不可欠です。EVERRISEは国内外の主要媒体APIとの連携システム開発に豊富な実績を持ちます。

  • Google Ads API

    検索・ディスプレイ・動画広告の入稿自動化、パフォーマンスデータの自動取得、キャンペーン管理システムとの連携を実装。Google Marketing Platform(DV360含む)とのAPI接続実績あり。

  • Meta(Facebook)Marketing API

    Facebook・Instagramの広告入稿・管理・レポートデータ取得の自動化。カスタムオーディエンスAPIを活用したターゲティング連携、Conversions API(CAPI)対応の実装実績あり。

  • Yahoo! Japan広告 API

    Yahoo!ディスプレイ広告・検索広告のAPI連携による入稿・レポート自動化。YDN(Yahoo! Display Network)対応システムの開発経験をアドテク基盤に活かした実績あり。

  • X(旧Twitter)Ads API

    X(Twitter)広告の入稿管理・パフォーマンスデータ取得の自動化システムを構築。プロモツイート・フォロワーターゲティング等のアドテク機能との連携実績あり。

  • LINE Ads API

    LINE広告の入稿・管理・レポーティング自動化システムを開発。LINEオーディエンスとの連携、LINE公式アカウントを活用したアドテクソリューションの構築実績あり。

  • その他・独自媒体API

    TikTok Ads API、Amazon Advertising API、各種DSP/SSPが提供する独自APIとの連携も対応。媒体横断のデータ統合基盤やアドテクダッシュボードの開発も承ります。

Custom Targeting

カスタムターゲティング配信システム

アドテクの先進的な活用として、独自のシグナルやデータを活用したカスタムターゲティング配信システムの開発が注目されています。EVERRISEは汎用のアドテクプラットフォームでは実現できない、固有のターゲティングロジックを持つ配信システムの開発を支援します。

  • 未来行動ターゲティング

    ユーザーの過去の行動データではなく、カレンダー・スケジュール・イベント情報などのデータソースから「これから行う行動」を予測し、最適なタイミングで広告を配信するアドテクの仕組みです。行動の直前に接触することで、従来型ターゲティングを大幅に上回るCVRを実現します。

    • 予測ターゲティング
    • 行動予測AI
  • 独自シグナルを活用したターゲティング

    アプリ・サービス固有のユーザーシグナル(利用状況・興味関心・ライフスタイルデータ等)をアドテクと組み合わせることで、汎用DMPでは実現できない高精度なオーディエンスセグメントの生成が可能です。ファーストパーティデータの価値を最大化するアドテク基盤を設計します。

    • ファーストパーティデータ
    • 独自シグナル
  • コンテキストAIターゲティング

    Cookie非依存の環境において、ページコンテンツ・記事テキスト・動画内容をAIで解析し、広告との文脈的な関連性に基づいてターゲティングするアドテクアプローチです。プライバシー規制に準拠しながら高い広告関連性を確保します。

    • コンテキストAI
    • Cookieレス
    • NLP
  • リアルタイムイベント連動配信

    天気・時間帯・ニュース・スポーツ結果などのリアルタイム外部イベントと連動した広告配信を自動化するアドテクシステムです。イベントのトリガーを検知した瞬間に配信内容・入札価格・クリエイティブを動的に変更し、広告の関連性とROASを最大化します。

    • リアルタイム配信
    • イベント連動
    • DCO

Delivery Optimization

配信最適化ロジックの詳細

アドテクにおける配信最適化とは、限られた予算・在庫・オーディエンスの中で広告効果(CTR・CVR・ROAS)を最大化するための高度なアルゴリズム設計です。EVERRISEはこれらのロジックをゼロから設計・実装した豊富な経験を持ちます。

  1. CTR/CVR予測モデル

    インプレッションごとにユーザー属性・コンテキスト・過去の行動データを入力として、クリック率(CTR)およびコンバージョン率(CVR)を機械学習モデルでリアルタイムに予測します。XGBoost・LightGBM・ニューラルネットワーク等のモデルを目的・データ量に応じて使い分け、100ms以下のレイテンシ要件下でも高精度な予測を実現します。アドテクの根幹となる最重要ロジックです。

  2. ビッドプライス最適化

    RTB(リアルタイム入札)における入札価格(ビッドプライス)の最適化ロジックです。CVR予測値・広告主のCPA目標・残予算・配信ペース・競合入札水準などを総合的に考慮し、各インプレッションに対して最適な入札価格を算出します。過剰入札によるコスト増大と、過少入札による配信機会の損失を同時に防ぐアドテクの核心技術です。

  3. ペーシング制御

    キャンペーンの予算を設定期間(日・週・月)にわたって均等または目的に応じて配分するアドテクロジックです。予算を早期に消化してしまう「前倒し配信」や、期末に残予算が集中する「後ろ倒し配信」を防ぎ、インプレッションの時間分布を最適化します。スロースタート・イーブンペース・フロントロードなど複数のペーシング戦略を実装します。

  4. フリークエンシーキャップ

    同一ユーザーへの広告表示回数を制限するアドテクの基本ロジックです。過度な広告表示による広告疲弊(Ad Fatigue)・ブランドイメージ毀損・ユーザー体験悪化を防ぎます。デバイス横断でのフリークエンシー管理、Cookie廃止後のCookieレス環境における代替ID(UID2等)を活用したフリークエンシー制御の実装も対応します。

  5. ビッドシェーディング

    ファーストプライスオークション環境において、落札に必要な最小限の価格で入札するための価格最適化技術です。過去の落札価格分布を統計的に分析し、勝率を一定に保ちながら平均入札単価を引き下げます。アドテクのコスト効率を大幅に改善するロジックとして、DSP・バイサイドシステムの競争力を高めます。

  6. ルックアライクモデリング

    既存のコンバージョンユーザー(シードオーディエンス)の特徴を機械学習で分析し、類似した属性・行動パターンを持つ新規ユーザーを発掘するアドテクのターゲティング技術です。ファーストパーティデータとDMPの組み合わせにより、リーチの拡大とCVR維持を両立します。Cookie規制後はコンテキストシグナルを組み合わせたハイブリッドアプローチが主流となっています。

  7. マルチタッチアトリビューション

    コンバージョンに至るまでの複数の広告接触(インプレッション・クリック)それぞれの貢献度を定量評価するアドテクのロジックです。ラストクリック帰属の限界を超え、ファーストタッチ・線形・時間減衰・データドリブン等のモデルを実装します。広告媒体・チャネル横断での予算最適化に不可欠な計測基盤であり、アドテクの投資対効果(ROAS)の正確な把握を実現します。

Glossary

アドテク用語集

アドテク(アドテクノロジー)領域で頻出する主要用語の定義をまとめました。アドテク開発・導入をご検討の際の参考としてご活用ください。

アドテク AdTech / Advertising Technology
デジタル広告の配信・購入・最適化・計測を自動化するテクノロジー群の総称。日本語では「アドテクノロジー」とも呼ばれます。
DSP Demand-Side Platform
広告主・代理店側で用いるアドテクプラットフォーム。複数のアドエクスチェンジやSSPに対してリアルタイム入札を行い、広告出稿を最適化します。
SSP Supply-Side Platform
媒体社側で用いるアドテクプラットフォーム。複数のDSPからの入札を受け、広告枠を最高値で販売することで媒体収益を最大化します。
DMP Data Management Platform
オーディエンスデータ(Cookie・ID・行動履歴等)を収集・統合・セグメント化するアドテク基盤。DSP/SSPと連携しターゲティング精度を向上させます。
AdServer アドサーバー
広告クリエイティブの配信・表示制御・インプレッション計測を担うアドテクの中核システム。媒体社側・広告主側のいずれにも存在します。
RTB Real-Time Bidding
インプレッションが発生するたびに、ミリ秒単位でリアルタイムに入札を行うアドテクの仕組み。プログラマティック広告の基礎技術です。
CTR Click Through Rate
広告表示回数に対するクリック回数の比率(クリック率)。アドテクにおける代表的な広告効果指標の一つです。
CVR Conversion Rate
広告クリック(または表示)に対するコンバージョン発生率。アドテクの入札最適化モデルの重要な入力指標です。
CPA Cost Per Acquisition
1コンバージョン獲得にかかる広告費用。アドテクの入札戦略で目標値として設定される代表的な指標です。
ROAS Return On Ad Spend
広告費に対する売上高の比率。広告投資の回収効率を示し、アドテクの配信最適化における最終KPIとして用いられます。
VAST / VPAID Video Ad Serving Template / Video Player-Ad Interface Definition
動画広告の配信・インタラクション規格。IAB策定の業界標準で、動画アドテクの相互運用性を担保します。
IVT Invalid Traffic
Botや不正なクリック等、無効と判定されるトラフィック。アドテク事業者にとって検知・排除が必須の課題です。
ヘッダービディング Header Bidding
媒体社がアドサーバーを介さず、複数のSSP/アドエクスチェンジに同時入札を依頼するアドテク技術。収益最大化に寄与します。
フリークエンシーキャップ Frequency Cap
同一ユーザーへの広告表示回数上限を設定するアドテクの基本機能。広告疲弊の防止とユーザー体験保護に不可欠です。
ルックアライクモデリング Look-alike Modeling
既存顧客と類似した属性・行動を持つ新規ユーザーを機械学習で発掘するアドテクのターゲティング技術。
アトリビューション Attribution
コンバージョンに至るまでの複数の広告接触の貢献度を評価する分析手法。マルチタッチアトリビューション(MTA)が代表例です。

Core Systems

コアシステムの種類

EVERRISEが開発・支援する広告配信コアシステムの全体像です。

Business Flow

広告業務システム全般のフロー

広告主の予算策定からオーディエンスのコンバージョンまで、広告ビジネスの全プロセスを支えるシステムの流れです。

  1. STEP 1

    広告主

    予算策定
    マーケティング目標に基づき、広告投資額や媒体別の配分を決定する。
    素材準備
    広告に使用する画像・動画・テキスト等のクリエイティブ素材を用意する。
    代理店選定
    広告運用を委託するパートナー代理店の選定・契約を行う。
  2. STEP 2

    代理店

    プランニング
    ターゲット設計・媒体選定・配信戦略を立案する。
    広告運用
    入札・予算配分・ターゲティングの最適化を日次で実施する。
    レポーティング
    配信結果を集計・分析し、広告主へ効果報告を行う。
  3. STEP 3

    配信プラットフォーム

    DSPで広告入稿
    広告クリエイティブ・ターゲティング条件をDSPに設定し配信準備を行う。
    SSPによる買い付け
    RTBを通じて広告枠をリアルタイムに入札・買い付けする。
    アドサーバーによる配信
    落札した広告を適切なタイミング・フォーマットでユーザーに配信する。
  4. STEP 4

    媒体社

    広告審査
    掲載基準に基づき広告素材の内容・品質を審査する。
    広告掲載設定
    掲載面・配信条件・フリークエンシー等の設定を行う。
    広告の表示・出し分け
    ユーザー属性やコンテキストに応じて最適な広告を表示する。
  5. STEP 5

    オーディエンス

    同意管理
    Cookie同意やオプトイン/アウトなど、ユーザーの意思を尊重した管理を行う。
    広告接触
    Webサイトやアプリ上で広告が表示され、ユーザーが視認・クリックする。
    コンバージョン
    購入・登録・来店等、広告主が設定した成果地点に到達する。

Company

会社概要

EVERRISEについて

株式会社EVERRISEは、2006年7月3日設立。プラットフォーム事業・コンサルティング事業・クラウドインテグレーション事業・DX人材事業を展開する技術企業です。

アドテク/マーテック領域で15年以上にわたり、超大量アクセス・超大量データを扱う高可用性システム開発を支援。自社プロダクト「INTEGRAL-CORE」シリーズ、「ADmiral」を提供しています。

会社概要
会社名株式会社EVERRISE(EVERRISE CO.,LTD.)
設立2006年7月3日
代表者代表取締役 倉田 宏昌
資本金34,960,000円
従業員数114名(連結・2025年7月1日現在)
本社〒106-0032 東京都港区六本木6-8-10 STEP六本木5F
ベトナム支社Lau 2 DA KAO Center 35 Mac Dinh Chi, Q1, TPHCM
事業内容プラットフォーム事業/コンサルティング事業/クラウドインテグレーション事業/DX人材事業
自社製品INTEGRAL-CORE/INTEGRAL-CORE JetJunction/INTEGRAL-CORE BridgeSignal/ADmiral
認定・加盟米国CDP協会加盟企業/ISO27001認証取得
グループ会社EVERRISE VIETNAM CO.,LTD.(ベトナム)
公式サイトwww.ever-rise.co.jp

EVERRISEの強み

  • AI駆動開発の実装力

    生成AIを前提とした開発体制で、変化に強く、拡張しやすいシステムを構築。モデル選定・設計・実装を一体で行い、スピード・品質・コストのバランスを最適化します。

  • 運用まで見据えた品質づくり

    生成AIを活用し、設計・実装・テスト・運用を通して品質を維持・改善できる開発プロセスを構築して、顧客が安心して使い続けられる品質の担保を目指します。

  • 大量データを扱う確かな開発力

    15年以上にわたるアドテク/マーテックサービスの開発実績をもとに、超大量アクセス・超大量データを扱う高可用性システムの基盤を構築します。

FAQ

よくあるご質問

お問い合わせ前にご確認ください。

アドテク開発のご相談、
まずはお気軽に。

現状の課題や方向性が固まっていなくても構いません。
専門チームが丁寧にヒアリングし、最適な解決策をご提案します。